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【米国】Googleは「Street View」に関連して「完全なプライバシーなどは存在しない」という主張を展開しているらしい

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Technobahnの記事でちょいと今後覚えておいたほうが良さそうな記事を見かけました。

ここ数日いろいろなところで話題になっているGoogleのストリートビューについてのGoogleの裁判における主張についてです。

グーグルが裁判で反論、現代社会に完全なプライバシーなどは存在しない - Technobahn

まあ訴えられた立場で「プライバシー侵害してます」って言う訳ないので、立場を考えた場合としては当たり前の主張ではあります。

Googleストリートビューについてはプライバシー面での不安を持つ対象が個人であることも多く、Googleの日本法人がメディアに対して、「ゲンダイ社会に完全なプライバシーなどは存在しないんだから、このサービスも妥当だと考える」みたいな上から目線の論理展開する(削除申請については適時対応しているようなのでここまでの事態にはならないでしょうけれど)とか、仮に犯罪を誘発する可能性があるとかその手の理由で警察関係とか関係省庁を通じて対応を求められた場合に、あくまで悪用するのはその当人の問題です、、、というスタンスで傲慢な態度に出てしまうと日本でのYahoo! Japanとの検索シェアの差が今より開いてしまうかも、、、、とか思ったりしたのでした。

EUのほうでのサービス提供国がまだ少ないのは、各国の国内法に準拠するためなのかどうかは私には判りませんが、米国での批判やフランスの国内法準拠でそれほど問題になっていなければ、ぼかし無しで日本でサービスインする可能性もゼロではなかったのかなって想像してみたりして、、、、(苦笑)

Googleは優れた技術をわたしたち一般多数の人に提供し、その価値を個々人が認め、使い続けることで企業として大きくなれたのですから、Googleストリートビューの各種対応については、ユーザ個々人から反感かうような対応してほしくないよな、、、と思いつつ、対応間違うと折角のGoogleブランドにけっこうなキズがついちゃうかもしれませんね。


追記です

Googleストリートビューを使って、取引先や求人応募者の自宅確認が事前に出来て便利という話とかもありますが、私の自宅住所はある特定区画10数軒をひとくくりにした番地番号だったりします。

これまで訪問先を事前に調べるために番地を入れても着いてみたら矢印の指している場所とはずれていた、、、なんて事は良くあったので、上記のような使い方は誤解を招く可能性大なんで、あくまで参考程度でここで得られる情報を過信しないほうが良いと思います。

現在のサービス提供地域で実際にGoogleストリートビューで自分の自宅周りをチェックする人って割合からするとほんの数パーセントかもしれないと考えています。

Googleの論理で押し切るのは彼らの勝手なのですけど、地図で場所がわかるのは当然の機能として、所有してある車の種類も丸判り、玄関前に何を置いている、、、とかも世界中に公開されます、、、って普段ネットを使う頻度が低いとか、このサービスを知らない人たちとっては嫌悪感をもったとしても、どう対処すれば良いのか判らない人が大多数なのではないでしょうか、、、、

さらに、実際にこの画像を何とかしたい…ということがあっても「ヘルプ」は一般的に操作説明などが記載されている場所でクレームをつけるためのコンテンツが収まっていると想像して実際にクリックする人はここでまた減るでしょう、

Gmailについてもメールの中身をスキャニングされるのはどうなの、、、って話が以前ありましたけど、こちらは嫌なら利用しなければよかったですけど、この問題については自分がコントロール不能なところで晒されてしまう、、って話なんで、ネットに批判的なメディアがバイアス掛かった記事とかでいろいろ報道展開する前に、最低限GoogleストリートビューのUIの中に「ストリートビューヘルプ」をクリックしなくとも

  • 「不適切な画像を報告する」
  • 「自宅画像の削除を依頼する」

こういうリンクは設けるくらいの対応はあっても良いのでは、、、って個人的には思ったりしています。

なんせ、先日読売新聞の1面にあったネット関連の特集記事で携帯ECサイトの紹介をされていた記事で問題点として最初に指摘されていたのは

届いた商品がイメージと違う

というもので、これって一般のカタログ通販、新聞が掲載している通販、一般的な買い物においても起こりえる事象について携帯ECサイトの問題点のような書かれ方していましたんで、、、どういう突っ込みがこれから出てくるのかある意味見ものかもしれません。

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