Yahoo!がセマンティックwebに対応してくれるらしい
ITmediaエンタープライズの「Yahoo!、検索のオープン化とセマンティックWeb対応を明らかに」の記事は気になっていつつも、なかなか考えがまとまらず日数が経過していたのですが、「Green RSS Japan(One of the 情報大航海プロジェクト)が公共情報のRSS化」を拝見してちょっと思ったことを書き留めておきたいと思います。
今年わたしの活動の中で重点的に進めたいと思っているのは企業サイトにおける、サイト内検索をもっとユーザにとって使いやすいものに置き換える取組みの手伝いをさせていただく事を重点的な課題として考えているのですが、
アプライアンス系であれば今のところ自分で触った経験があるのはGoogleやVivisimoのVelocityになるのですが、根本的な問題として検索エンジンがセマンティックWebに対応してくれるかどうかってかなり大きなポイントであり、YahooがこれまでのRORのサイトマップから、セマンティックweb対応も表明してくれたことで、この辺の取組みに理解を示してくれる会社さんは今後増えてきてくれるのではないか、、、と期待していたりします。
先進的な例として、小川さんが紹介されている「Green RSS Japan」は登録先の情報を利用するということでWebのデータをセマンティック化することのメリットは非常に大きいと思いますし、今後このサイトがどんな風に活用されていくのか非常に興味があります。
セマンティックwebをインターネット全体レベルで適用していくにはどうしても無理があると思うのですが、少なくとも前述のような登録制であったり情報の精度についてある程度担保できるような枠組みに中での運用や、自社サイト内においてYahooのオープン化された検索APIがセマンティックwebに対応し、それを特定サイトの横断的な検索やサイト内検索に無料利用できる可能性が出てきたことは素晴らしいことだと思います。
数年前に「OTA-TECH.NET 大田区製造業検索ポータル」というサイト構築のお手伝いをさせていただいた時に大田区産業振興協会の担当の方から、全国にある同様の組織や付き合いのある公共系サイトの同様の情報を横断検索したいのだが、、、と相談されながら、いろいろな課題・問題に直面し実現できなかった事に少し光が見えてきたような気がします。