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いまどきの企業web担当者に求められること 2

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インターネットを使った自社宣伝・PR・広報活動が安価で手軽に出来るようになった反面、続々と新サービスが登場する中で、担当者の方の悩みは尽きないと思うのですが、ホームページの新規制作、リニューアル、プログラムの開発、最近流行りのweb用の映像制作など、「どう発注すれば上手くいくのか?」という質問を非常に沢山いただきます。

全てに有効な答えを残念ながら私は持ち合わせていませんが、「あなたが望むことをまず理解してくれる人」かどうかという人間的な要素が最重要と私は考えています。

凄く当たり前の答えではありますが、ホームページやニュース系サイトのホワイトペーパーサービス、サービス比較サイトに掲載されている情報はその殆どは宣伝な訳ですから、当然都合の悪い事は書いていないですし、幾らの予算で、どのくらいの工期だったのかも書かれていないケースも多数存在しますので、自社の前提を踏まえずにそこに掲載されている情報をそのまま鵜呑みにしていると「こんなはずでは、、、」状態に陥る訳です。

「こんなはずでは、、、」を出来るだけ回避するために出来る発注者側の対策としては、

営業担当者が付くのは一般的と思いますが(ちなみにパンチは零細企業なので専任営業はいません、、、苦笑)、この辺の人の入れ替わりが激しいとどうしても問題起きる確立は高くなりますからこういうとこは避けるほうが無難でしょう。(また退職の挨拶などがどういう時期に、どういう内容で届くかを観察することでその会社の質もおのずと推測が付くと思います)

それと、提案をしてもらう際には、かならず実務担当者にプレゼンさせる(その案件における制作実務の窓口となる人物でもOK)という点も重要だと思います。

あと、非常に難しいですけど、「どういうレベルで発生する作業を仕様変更と御社ではみなすのですか?」とか「こういう作業は追加扱いになりますか?」というような予算直結の質問事項は実際のプレゼンや提案資料の中からできるだけ抽出し、発注前の確認が必要ですよね。

最後に「認識の違いがありました」とか「認識のズレが」という言葉を多用する人物は言わば「あなたの言っていたことをわたしは適切に理解する能力がなかったので、今この話をしています」という事の裏返しであり、あなたとのコミュニケーションが上手く行っていない現われですよね。

いつもわたしが言う相性という点で、あなたにとっての1を言えば10を知ってくれる相手を仕事をしたほうが断然幸せになれる訳ですから、そういう人物と出会えるような工夫をすることが重要ではないでしょうか。

ただ、いろいろ業者をとっかえひっかえしてみたけど、どことも上手く行かない、、、という場合には発注者の資質にも問題あり、、と判断せざる得ない場合もありますけどね。

人間的な相性が合っているかがまだ判断つかない場合の判断基準として、とある自治体の情報システム担当者の方からお話を伺ったときに、「1つ1つの仕事が勝負の会社に頼めば(その仕事で失敗すると経営的にダメージ大きいので)おのずと頑張って仕事してくれるもんですよ」と仰っていて、この考え方にわたしは大きく頷いたのでした。

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