いま、注目を浴びる「スマートアグリ」
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今朝のNHKニュースでも紹介されていた「スマートアグリ」という最先端の農業システムをご存知でしょうか?九州ほどの面積にも関わらず、農業輸出額は世界第2位を誇るオランダで取り組まれている最先端の農業システムです。
6メートルもの高さのハウスの中で、ITを駆使し、野菜に最適な環境を制御し、生産性をあげているというもの。光量やCo2濃度、気温や湿度など500項目に渡り、逐次チェックされており、必要に応じて、水や液肥なども自動で供給されるシステムで、トマトやパプリカが栽培されています。(経済産業省がまとめた詳しい資料はこちら)
日本では既にカゴメが20億円をかけて投資し、既に採算が合うようになってきたこと。また、熊本県でもこれに準じた取り組みが研究されていると、ニュースでは報じられていました。
世界的な人口爆発における食糧自給や気象変化の問題など、様々な問題を考えると、こうしたシステムがいずれ必要になってくる時代が来るのかもしれません。ただ、太陽を心地よく感じ、農家さんが丁寧に作ってくれた土の香りのする野菜を美味しく食べたいと思っている私は、このようにシステマティックに作られた「サイボーグ野菜」と思えてしまうものに対して、正直なところ斜に構えてしまうところがあります。
今夜のクローズアップ現代では、これが特集されるそうです。身体は食べ物からしかできていません。私たちは、どんな野菜を食べたいのか。どんな食べ物で、自分の身体を作りたいのか。その真価を問うべく、今夜の番組を見たいと思っています。関心のある方はぜひ、ご覧ください。
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