楽な方向に流れてしまうネットの批評
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ネットを見ていると、様々な事象や物に対してコメントが書き込む掲示板が立てられています。それは政治経済から、テレビ番組の評価まで様々。
ただ、ネットの掲示板を見ていると、一言二言のものが多くその場の感情を表したものが多い。まあ、ネットの掲示板に書き込むといっても、匿名の投稿がほとんどだし、だれも評論チックな投稿を期待していないので、そうなるのは仕方ないことだと思います。
しかし、投稿をしていなくても、感覚だけの批評をずっと見ていると、何でもあまり考えずその場の感覚だけで、自分の意見を表現することになれてしまうのではと考えてしまいます。
数十年前ではありますが、何かを評価したり感想を言うときには、その理由を明確にしなさいと学校で言われてきました。その一環として読書感想文などという宿題が出されていたのを覚えています。
まあ、テレビのバラエティー番組の批評を一生懸命考えるべきだというつもりはありません。しかし、どのような理由で自分はその意見に至ったのか考える癖をつけないと、理由のない感覚だけの判断しか出来なくなり、自分の意見を理解してもらう技術を持たない人になってしまう怖さを感じます。
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