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価格設定は難しい

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先日、出張で大阪にいたときのこと。新幹線から降りて目的地まで行くために地下鉄で行ったら、4つ目の駅で片道250円かかりました。東京で地下鉄に乗っている自分からすると、高いなと思ってしまいましたが、大阪の人からすれば逆に東京の地下鉄が安いなと思うのかもしれません。

また、アメリカの露店でペットボトルの500mlコーラを買ったら300円しました。日本の都市部の露店でコーラが300円したらたぶん誰も買わないと思いますが、現地の人も普通に買っていました。

人は誰でも自分の中で持つ価格設定があり、それと比較して高い・安いを判断します。その価格設定というのは、商品のスペックやサービスを受ける環境などにより変わります。

コンビニで売っている清涼飲料水など比較対象や、競合が存在するものはある一定の範囲(ペットボトルであれば150円・缶なら120円)のレンジが存在し、その範囲より安くするかまたは、差別化要因を設定し高くするといったことができます。

逆に、全く比較対象がない新しいサービスや、全く新しいサービスの場合、価格の設定が非常に難しい。理屈から言うとサービスを提供することによりお客様が受けられる便益よりも安い金額を設定することと言えますが、人により便益の感じ方は変わります。

そのため、価格設定をして販売してみたら全然高くまったく売れない場合や、逆に安すぎてもう少し高くしておけばよかったと思うこともあります。

さまざまなものに価格というものが設定されていますが、価格設定というものは非常に難しいものだと、地下鉄に乗りながら考えてしましました。

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