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Amazon Kindle3で電子書籍体験

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前回に引き続き、電子書籍のお話を。今回は昨年末に注文していたAmazon Kindle3がやっと届きましたので、1週間ほど使ったレビューを記事にします。

今回は電子書籍体験なので、発注手続きなどは省略しますが、Amazon USのサイトから簡単に注文できました。

到着後の第一印象は薄い。そして軽い。大きさはなんとなく想像していましたが、非常に薄い。iPod Touchぐらいの薄さでしょうか。しかし、重さはipod Touch程度。自分は常時持ち運びをするので、この軽さはありがたい。画面はipadと違って白黒ですが、文字は非常に読みやすい。別の方のレビューで、箱を開けた時マニュアルが印刷されていたのと間違えたとありましたが、そのぐらいきれいです。

ちなみに写真の画面は、電源を切った状態のもの。Kindleは電源を切ると様々な絵が表示されます。液晶を表示するeinkの技術で、一度表示された画面を維持するのに電源がいらないらしく、電池を切っていても表示され続けます。ただ、海外の作家の顔写真が出てたまに見ていて怖いものが表示されます。

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使用した率直な感想は、英語OSだった・・・。輸入品なので英語OSなのは当たり前ですが、そのことをすっかり忘れていたので、初めは戸惑いました。ただし、日本語フォントが入っているので、日本語も問題なく表示されます。日本語のファイルも表示されます。これは便利。英語がわかった方が使いこなせるかもしれませんが、PCを使える人であれば英語が詳しくなくても使えます。

Kindleストアではまだ英語の本しか販売されていないため、自炊して作成した本のPDFファイルをKindleにコピー。コピーは表示に簡単で、USBメモリにファイルを移すのと同じ要領。早速Kindleで見ようとしたら、ファイルが表示されない。何度もファイルを表示させようと格闘すること1時間。一時は故障品かと思ったが、再起動したら問題なく表示されました。再起動といってもマニュアルすら表示されないので、再起動する方法すらわからない。MixiのKindleコミュで再起動の方法が紹介(電源を30秒ほど長押しする)されていたので、試したらあっさり表示。

自炊したPDFのファイルは、正直ちょっと読みづらい。カラーで設定されているため、文字が少しかすんでいる状態になっています。しかし、読めなくはないのでとりあえずよしとする。Kindleで自炊PDFを見る場合は気をつけた方がよいでしょう。現在、PDFをKindleようにチューニングしてくれるChainLPを利用し格闘中。このソフトを通せば、自炊PDFもKindleできれいに表示されます。

また、Kindleのすごいところは、Wifiだけでなく、3Gが無料で利用できること。SONYのReaderはWifiができますが、Kindleは3Gも使える。それも無料ですよ。無料。ネットが安くなったといえど、無料というのはすごいです。ただし、ソフトバンクの電波を利用するので、回線の調子が悪い場所が多い気がします。

3G版が使えるため外でもネットができます。ipadのようにタッチスクリーンではないので、どのサイトでも見えるというわけではないですが、Twitterやヤフーメールぐらいのチェックであれば問題なく利用できます。ちなみに画面はAmazonのものです。

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まだ使い初めて一週間ですが、本をよく読む自分にとっては非常に便利なものです。よくipadと比較されますが、ネットやゲームもしたければipadの方がよいです。しかし、本を読むことがメインであればKindleは絶対お勧めです。これで二万円程度は安いです。

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