アイサンギ
「アイサンギ」・・・。
名古屋に来て、初めてぐらいの会議で何度か出てきたフレーズ。
・・・アイサンギ?何のこっちゃ。
一応、48年間生きてきて、全く聞いたことの無い単語だった。
最初に思ったのは、「何者なんだ?アイサンギさんって」。
少なくとも、自分の知ってる語彙には無い。結構、知ってる方だと思うんだけどな。
そのフレーズ以外はわかったので、会議の終了後に、誰だったかに聞いてみる。
「アイサンギって何者ですか?」
答えてくれた人は、若干苦笑しながら言う。
「愛知・三重・岐阜エリアのこと。略してアイサンギ(愛三岐)」
ほう。そんな単語があるんですか。
「愛知と三重と岐阜はね、TVの電波圏が一緒なんですよ。だから、販促展開とかは一緒にやることが多いんですよね。」
へぇー。そうだったのかぁ(※秘密のケンミンSHOW的な)
確かに、愛知、三重、岐阜は物理的な距離も近い・・・と言っていいのか?
和歌山の境の三重と、静岡の境の愛知は随分遠いんだが。
しかし、電波圏が同じ、という事実は多分そうなのだろう。
実際、ご当地アイドルとして、「MAG!C PRINCE」というのが居て、
(あ、メンバーの一部は、日本テレビの「PON!」にも出ている)
そのMAG!Cの「MAG」は、三重(MIE)の"M"、愛知(AICHI)の"A"、岐阜(GIFU)の"G"らしい。
改めて「愛知・三重・岐阜」という組合せがメジャーだったことはほんと知らなかった。
電波圏で言えば、南関東も同じだと思うのにな。
いや、そんな広い所はともかく、岡山に住んでいた時、岡山と香川の電波圏が一緒だったが、
「岡香」とか「香岡」という言葉は無かったと記憶している。
でも、今はすっかり「愛三岐(あいさんぎ)」という言葉に慣れてしまっている。
その地に入ってみないと知らない言葉はあるもんだ。
日々、勉強です。