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現役アーティストの目線でこれからの音楽のあり方を考察していきます。社会の様々な課題に対するアイデアを、音楽が持つ可能性と強引にこじつけてコミットします。

国際協力60周年だって知ってた?

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 今年は国際協力60周年だそうですよ。

ODA=Official Development Assistance(政府開発援助)とも言うこの国際協力について、外務省が大々的に各方面へ発信しています。

日本初の外務省presents情報バラエティ番組『僕らが世界にできること』10月3日(金)19時00分からニコニコ生放送とTOKYOMXで放送!

最近では海外に嫁いだ日本人妻にフォーカスしたり、逆に日本に移住してきた外国人にフォーカスするバラエティ番組も増えましたよね。

なんだかテレビ番組も国の政策にパスを引いてるというか連動しているような気さえしてきます。

 とか言ってますが、懺悔します。

この10月まで知りませんでしたよ・・・お恥ずかしい。

 

▼グローバルフェスタ2014

 先の週末に日比谷公演で開催された「グローバルフェスタ2014」に、知人の紹介で行ってきました。以下はHPから抜粋したイベント概要です。

○開催趣旨

「グローバルフェスタJAPAN2014」は、広く国民を対象に、楽しく分かりやすい行事を通じて紹介する日本最大級の国際協力イベントです。
このグローバルフェスタは、若い世代からシニア層まで幅広い方々へ国際協力をより身近なものに感じてもらうと共に、ODAを含む国際協力の現状や必要性、政府とNGOの協力などについての理解と認識を深めてもらいながら、国際協力の参加を促進することを目的として開催しています。
また、今年は「国際協力60周年」の記念の年です。
一人でも多くの方々にご参加いただき、これからの国際協力について考えて頂く機会になるよう、例年以上に楽しく充実したイベントを目指します。

○テーマ

Smile Earth! 地球の明日(みらい)へ"笑顔"のタネまき!

○来場予定

10万人

抜粋元:http://www.gfjapan2014.jp/event-outline/

オープニングではAKB48がマサイ族とコラボしたと話題になっていますが、見られず残念。

外務省の公報資料によると、もともと国際協力フェスティバルという名称でしたが、2005年からグローバルフェスタJAPANに生まれ変わり、毎年10月に開催されています。JICAによると、日本の国際協力の歴史は戦後間もなくから始まっており、これに伴ってこのイベントが開催されているそうです。

日本の国際協力のスタートは、1954年(昭和29年)10月6日「コロンボ・プラン」に加盟した日をもって始まりました。

1987年(昭和62年)に、この日を「国際協力の日」と制定、毎年この6日に近い土曜・日曜日の両日、東京日比谷公園で「国際協力フェスティバル」が盛大に開催されています。

抜粋元:http://www.jica.go.jp/volunteer/outline/history/

 今回このイベントを行ったのは、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンという団体の方の紹介からでした。

「子供を助けられるのは大人だけじゃない」をスローガンに、カナダの若干12歳の少年が立ち上げた団体の日本法人。

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本国では子供版のTEDがグラミー賞ばりの規模で行われていたり、若いスピーカーが世の中へ訴えかける姿には考えさせられます。

この日もボランティアで学生さんや子供が運営していました。

 

 正直、こういったことに興味を持ちはじめたのは、この1〜2ヶ月です。つまり、フィリピンでイベント「Artist Market」を開催してからですね。

あのイベント自体に意義があり、現地で感じた可能性をまた新たな活動に結びつけたいという思いでいたら、自然とアンテナの幅が広がりました。

それだけでなく、国際協力・交流をキーワードに活動する人や団体の方が、どんどん繋がってきてくれたんです。

それはもう、こんなにいるの!?ってビックリする程、世の中は国際交流パラダイスなんですね(笑)

知りませんでした。

 

▼自分と国際交流の接点を考えてみた

 さて、そんな自分と国際協力との接点を考えていると、地域振興や地方活性化への取り組みの重要性も思い出しました。

10月に入ってお馴染みの活動としては、赤い羽根募金があります。

実は昨年、赤い羽根募金とコラボさせて頂きました。アーティストとしては初めてのことだったそうです。

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 国産プレミアムという名前の3人組ユニットで社会福祉関係の活動をしており、今件はメンバーのA-KEnTの地元山口県岩国市からご縁を頂戴しました。

CMソングとして、赤い羽根共同募金をPRする山口県立大学の学生プロジェクトMEP(未来を笑顔にプロジェクト)とのコラボレーションソングを提供。

 しかし、恥ずかしい話ですが、それまでは赤い羽根募金の仕組みも、毎年10月から始まる活動だということも知りませんでした。

 

▼自分ゴト化できるか

 ここまで「知りませんでした」を三連発でお見舞いしてしまっていますが、もうこの際、正直になりましょう。

今年の正月に、国際協力について興味があるか無いか尋ねられていたら、間違いなく「無いっす。」と答えていました。

それは、国際協力と聞くとまずボランティアありきだという印象があるし、NGOやNPO、政府といった得体の知れないものと関わるそこはかとない不安。

偽善や搾取といったワードもチラつきます。

なぜか?

自分に関係がないことだと思っていたからです。

 でも今こうしてめちゃくちゃ興味を持っているのは、自分の生業である音楽との接点ができて、得体が知れずに恐れていたことが少しクリアになってきたからです。

僕はいつもそうなんですが、漠然と世のため人のために何かしたいという思いにはなれなくて、あくまでも解決すべき課題のベクトルが合うことが自分にとって重要だと感じています。

 自分が心血注いでやっていることに関わるから気になる。それで良いと思います。

 

 

▼あなたは国際協力しますか?

 国際協力に関わる団体は、ボランティアで協力してくれる人がいるとはいえ、中心の人にとっては無条件のボランティアではなく、仕事・事業ですよね。

どの団体も、国が出来ないことをやるから助成金や補助金が出るわけで、それで食いつなげれば良いってことじゃないです。

結局は僕らアーティストも有名じゃなきゃ役に立てないこともありますが、一歩国を飛び出すと、新たな活動形態が見えてきたりします。

僕はそういうことが発見できて興味を持ちましたし、そういうシンプルな考えでも良いんじゃないかなと思っています。なんか違うと感じたり、自分が納得しないことはやらないと思います。

 国内にいても出来ることはありますけど、これに関しては、個人的に一歩海外へ踏み出してみることをオススメします。

ご連絡はお気軽に以下までよろしくお願いいたします。

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