プロパー社員を「代行」するにも限界がある。
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単なる言葉の定義だけなのかも知れないが、サービスのレベルに「支援」「補佐」「代行」という3段階があると思っている。
たとえば「PM支援」といえば、PM(プロジェクトマネジャー)の管理業務をサポートするのが仕事だ。ここでいうサポートとは、あくまで意思決定は100%、PMの仕事。
これが「代行」となると、権限委譲されたある部分の意思決定を「代行」するわけだから、責任重大だ。
最初は、正直違和感もあった。リーダーの代行をするわけだから、プロパー社員になりかわり、そしてリーダーの配下の人達の思いを汲み取りつつ、意思決定を「表現」するのだ。相手方も正直面食らう。(なんで、プロパーじゃないアイツが意思決定してんの?仕切ってんじゃないヨ!!)みたいな(苦笑)。
だがプロパーのクライアントからみれば、代行だろうとプロパーの一員だ。このGAPはお互いがわかった上で、現場は日々、帰属会社とは無関係に進んでいくのだ。
そう割り切って、特に起業してからそのようにリクエストされることが多いので、SCENEとして必要であれば、当初からの打ち合わせ通りに、意思決定を「代行」する。
代行するので、当然、悪い意味じゃない「手加減」はする。相手方にもプロパーと代行者のさばき具合、つまり戦略や戦術の違いを楽しんでもらいたいのだ。
やり過ぎには中立的に制動をかける。
やられ過ぎなら徹底的に勝ちに行く。
メリハリを新しい空気でもたらすことが、自分たちコンサルタントの1つの付加価値と思う。
それで、プロジェクトが全体感、一番マシな方向へ効率的に前進することが、本懐だ。
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