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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

借りたモノは返す。貸したモノは返してもらう。

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最近八百長問題がすっかり話題の外になってきた気がします(?)が、あの報道を見聞きしながら、自分の周辺で体験する物事から或る思いをはせていました。

八百長は犯罪ではないらしいが、普通、借りたモノを約束通りに返さなかったら、基本犯罪だよな・・・

先日ご近所との交流の場にて、子供達が喧嘩を始めたので、状況を問いただすと、息子曰く、自分のおもちゃを貸してと言われ、強引にとられたまま時間がたち、その後お片づけの時間も近づいてきたので、そろそろ返してと言うがなかなか返してくれないと・・・

妻曰く、「『それはボクのだから』返して!って主張が足りないんだヨ。」と諭されていました。

生々しい話ですが、お金もまさにそうです。借りたことも貸したこともあります。それが「もともと誰のだったのか」を忘れたとき、トラブルが起きます。お金の場合は特に大もめの危険性大ですから大変です。

仕事もそうです。助け合いはしょっちゅうおきますが、普通いちいち台帳管理はしませんから、誰が誰へ、誰と誰が、どんな貸し借りをしているかなんて管理してはいません。ですが、大体トラブルがおきたときに収集を図るために事情聴取すると、結局貸し借りのバランスが大きく崩れていて、その元凶がトリガーになって、ぐじゃぐじゃの様相になっていたりします。お金の議論とは違う難しさがあり、そういうときに、仕事負荷、役割分担が平等あるいは適切な配分でないとか、部下の貸し借りが起きていたりとか、当事者間のいずれかに不公平感があるためにトラブルがおきます。

たまに、まさに表題のとおり、おもちゃやお金の例えに基づき、貸し借りをきちんと整理して不公平部分を清算しよう、と提案します。この流れでおおむね当事者達が同意してくれれば、最終的には問題は解決していきます。

ただ、じゃっかん、この大もめ状況が収束せずに長期化するときついつい思ってしまうのです。なんか前段で解説したようなその人(達)の過去人生に遡及しての体験に基づく志向に問題(長期化)の根幹があるのではないかと・・・そうなってくると、ある瞬間でそれまでを解決することは不可能、事態はなかなか好転しない。そんな気が・・・

あるとき、そういう揉め事の現場にいたことがあります。まず個人的には大声あげて怒鳴りあうこと自体そもそもウルサイ!(笑)。そしてしばらくそれを(いつ介入しようかな)と思いながら、ついつい(あー、これはもうどっちかというと「根幹」vs.「根幹」だなあ。困ったなあ、介入しづらい・・・)って感じで、やたらレスキューに時間がかかってしまいました・・・汗

もっともっと、説得力、懐柔する技能や人柄、を磨きたいなあ、とそのとき思いましたよ。貸し借り自体はモノが対象なのですが、行為は人間の間で起きるので、なかなかこの手のトラブルシューティングは難しいです。

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