我々業者側がやったらもちろん厳罰モノですが、お客様であっても会議に遅刻する悪癖には限界があると思います。
或る客先で、クライアントがこぞって遅刻してくるプロジェクトがありました。先日なんか出る予定の人が最後まで会議に現れず。コンプライアンスのヘッドがそれでいいんか?なんて思ったが(笑)、文句を言っても始まらないし営業上そういう立場にも立てないし・・・それ以外のお客様を前に提案プレゼンをしたり討議をしてと議事を進行させました。
ただ、習慣としては、会議に遅刻って良くないし、常習も良くないと思います。
或る意味、慢性化しているクライアント先では結構あることですが、
会議には思いっきり毎度遅刻して参加するけど、終了時刻は常に予定通り(爆)。
ひらたく言えば、前の予定が推しちゃったので遅れてきたわけだけど、次の予定も大事だから、この会議は(遅刻参加にもかかわらず)予定の終了時刻に退席する、ってことです。
限界はあると思います。慢性化に慣れてしまうと、その遅刻によって参加者側にどれだけのダメージがあるか、つまりどれだけ損をしたかに疎くなってしまう。クライアントとはいってもいわゆる「ふさわしいお客様」であってほしいわけで、客商売ゆえ我々は気を遣ってスルーしているだけで、本来はそういう躾を貴社内できちんとやってほしいものです。そういう不十分な躾はいつか社内に質の乱れをもたらし、そして正念場においては雰囲気が汚れ士気が著しく下がる原因になります。
私はたくさんそういう現場をみてきました。そういう現場から「助けて」と請われて部下・仲間を連れて現場に入り、自らが汚したわけでもないのにその部下・仲間達に昼夜を問わず再建業務に邁進させました。多くの部下・仲間がそのストレスに擦り切れて、業界を去った人も少なくありません。大げさですがそういう十字架を背負って今もなお自分はこの業界で付加価値を追い求めています・・・
私個人は、いつお客様や業界からダメだしされても悔いは有りません。なので結構嫌味を混ぜてこの辺の文句はチクチク言うようにしています(笑)。ですが、部下や仲間の中にはそこまでずけずけできないから気を遣って耐えている者も多くいます。顧客と業者の関係にあっても、業者が遅刻するなんてのは言語道断の平謝りというやつですが、お客様というお立場におかれましても、十分にお気をつけいただきたいものです。