日本人は勤勉だけど根気がないんだよ!
先日、グローバル企業のクライアントと話していて、この言葉を吐かれました。
ううーっ、結構身にしみて痛い(苦笑)。
インド人はどうとか中国人はどうとか、個人的にはあんまり特徴を広範囲につかみきれてないけど・・・
確かに、
日本人は根気がないのかも(泣)。
Western、いわゆる欧米人と仕事をすると、非常にマメというか、几帳面というか、何でもきっちりやろうとします。そのかわり作業フローは極めて単純でないといけないんだけど。そこは欧米人(基本的には米国人、英国人しか自分はつきあいが普段ないんですが、たぶんとても大事なポイントです。
欧米人のパートナー(役員職)クラスでもプロジェクトマネジメントをやらせると、毎日メンバー全員に直接進捗チェックしたり、課題確認を深く突っ込んだりと、それはもうマメな作業を地道に継続してくれます。丁寧で、そう、まさに根気よくやってくれます。
日本人って、結構「阿吽」が好きというか、「言わなくてもわかってくれる」「急かさなくてもやってくれる」という、「きっと大丈夫」から始まる動きが多い気がします。信じることは大事ではあるけれど、マネジメントの仕事って、それはそうと、「大丈夫だよね?」「何か問題はない??」という確認アクションはマメにやるべきで。
実際、トラブル・プロジェクトの立て直しに出かけてみると、よくある光景として、コミュニケーションが地味で疎遠になっていて、つまりは「確認」量が薄いので、状況が可視化されてない、だから問題が全部あぶりだせてないばかりか優先順位もクリティカルパスもみえてない、という状態が多いですね。
マネジメントサイドにも根気がないし、マネジメントされる側にも根気が希薄。マメに確認もしないし、マメに報連相しようという意識も薄いと・・・これじゃダメですね。この空気をまず変えないと、正常には戻せません(泣)。
ぶっちゃけ、
例え「中身がなくても」コミュニケーションが密にできてれば、一体感は維持でき、きっと進捗してもいけますから。
正解が見出せてない、問題の本質が分析し終わってない、適切なアサインメントプランが出来ていない、そんな状況であっても、マメにコミュニケーションし合える関係が全体構築できていれば、きっとみんなで相互協力して「それでもなんとか少しでも前進しよう」という空気の中、事態は進捗していくのです。たとえ多少レールから外れようと(苦笑)。
トラブったら、気力が大事。萎えたら終わりです。