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機内で乳幼児の機嫌を上手に維持する秘訣

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この帰省中、0歳児(10カ月目)を抱えての搭乗となりましたが、2歳くらいならまだどうにかしようがある気がしましたが、このくらいの乳児の場合、言葉はしゃべれないし、空腹、排泄、眠気という3大不機嫌要素の見極めが難しい上に、機嫌とりのツールが極めて少ないので、一度泣きだすと狭い飛行機の中で、不快極まりない(泣)。

 

子供連れも多いからか、周囲がまだ寛大に「我慢」してくれているので、なんとか耐え忍んで往路を過ごせましたが、もし自分が周囲の立場で他人の乳児が絶叫していたら、

 

「うるさいこのクソガキ!、ちったぁ気合い入れろ、このバカ親がぁーっ」

 

まず間違いなく、夫婦で怒鳴ってた気がする(爆)。

 

しかーし、立場が逆で、今回こちらが加害者(汗)。

 

いやぁ、ほんとに辛かった。周囲の皆様にはホントにご迷惑をおかけしました。

 

 

 

というわけで、復路でその教訓を生かし、万全の備えで、対策をプチ・マニュアル化しました。ご参考までに。(今回の被害者の方々への償いも込め、誰か活用してくれたら嬉しいな♪)

 

 

3大不機嫌要素への基本対策

まず、空腹、排泄、眠気、に対する、自分の乳幼児に対する基本対策をおさらいしておきましょう。

大事なことは、この中の複数要素が同時に原因となって不機嫌になっているかも知れないということです。

私の場合、重要度は「空腹>眠気>排泄」です。

 

排泄

おむつは比較的簡単、搭乗直前に交換です。こういうときこそ当然、「パンパース」を使用(笑)。

 

眠気

眠気は2つの工夫、1つは空腹を満腹に変えると寝ますから空腹対策を万全にすること(後述)、そして、できるだけ搭乗直前まで睡眠をとらせず睡眠不足にしておくことです。これは「空腹対策が尽きる前に寝てもらう」ために、とても重要です。

 

空腹

そして最も重要な空腹対策、それは「ミルクとお菓子」です。おもちゃもいいですが、やはり空腹は大人でも一番のイライラ原因。ここを万全に備えておきましょう。

私の場合、まず哺乳瓶か水筒(魔法瓶)にお湯を入れて検査場へ。

検査場に飲料は原則もっていけないのですが、空港や時期によっては検査場で事情を説明して中も調べてもらって、大抵は入れてもらえています。(おそらく国際便は無理でしょうけど)

搭乗前にミルクを作っておき、いつでも飲ませる態勢にしておきます。このとき普段の容量よりできるだけ多めにしておきましょう。結局勝負どころは離陸/着陸の2回もあるんです。気圧の関係で耳が痛くなる防止にもなりますから、多めに飲料は準備が鉄則です。ミルクで足りない分は白湯やベビー用飲料(ポカリや麦茶)も準備しておきましょう。あとは当人や周りが汚れないようにタオルを。

さらに、「おやつ」も多めに。うちは大体ベビー用「ボーロ」と「おせんべい」です。多少食べすぎたって「絶叫」より全然マシ。じゃんじゃん飲み食いさせて気が紛れているうちに無事着陸を迎えるように備えましょう。(笑)

ミルクを作るお湯が手に入らなかったら、搭乗直後にCAさんにお願いして、お湯を入れてもらいましょう。飲食物の配膳が始まるとCAさんたちも忙しいのでなるはやで。私達は多少厚かましかったのか(笑)、お湯をミネラルウォーターで薄めてもらった上に業務用の保冷材までいただいて迅速に快適なミルクを速効作成できました^^;

私の場合、搭乗時間は90分くらいです。しかし待合に移動してからの待ち時間と着陸後に晴れて空港広いスペースに移動し終わるまでを加味すると合計で2時間半くらいを快適に過ごす必要があります。計画は結構綿密に(笑)たてます。2時間半ずっと飲食じゃないので「あやす」時間と「寝かす」時間を足して2時間半。30分「寝て」くれるとして30分どうやってがんばって「あやす」か、そして残りの90分をどう飲食でつぶすか、もうこれは立派な企画です()

ちゃんと考えて時間を過ごすことは親側にも心のゆとりができます。これは大事なことです。

この3大不機嫌要素以外で不機嫌になることがあるかも知れません。つまり、この3大不機嫌要素についての基本対策は備えてから搭乗しないと、実際不機嫌が絶叫になってあらわれた後は、親は必ずといっていいほどパニックになりますので。

子供が絶叫して親がパニックになった様を他人事としてみるときは実にあわれです。経験者になった今回は実にみじめでした。そこで努力も放棄した親は明らかに周囲から軽蔑されるでしょう。その空気をしょってその家族はフライト中辛い思いをすることになります。

 

 

気持ちを込めて子供のケアに集中すること

もう1つ重要なことがあります。

子供というのは空気を敏感に読みますので、たとえば乳幼児が騒いだり暴れたりしての状況では、親家族以外はみんな不快で敵対視していますから、親が気持ちを込めてサポートしないと、まぁ回復は無理ですね。親家族だけは当人の味方になってあげなければなりません(良いことをしているかどうかの躾は別の話です)。

経験でも私か妻で交替に抱っこしてみましたが、結局(おそらく)気持ちがより落ち着いて子供をケアできる側の抱っこで(最終的には)寝ました。これは技術じゃなくて気持ち、愛情第一のようです。

それと、テクニックもあります。ケアしている親はその子だけに集中し続けることです。

私は4人家族です。長男はまもなく6歳。ほぼ分別ついていますから、はしゃいだりはしますが大きな問題は起こしません。次男は10カ月目の乳児ですからケアすべきはこっちが優先ですが、夫婦で長男と次男のケアははっきり分担、専業化しました。正確に言えば30分おきに交替で分担を変えました。さすがにずっと同じは疲れますので(特に次男)。

30分私が次男を一生懸命あやしている間に長男のケアは妻に任せました。長男には詳しい事情はわかりませんからつい長男も私に話しかけてきます。次男のケアに集中すると決めていましたが、ついつい長男に3分くらい応対してしまいました!

ここで次男、・・・絶叫です(涙)。

嫉妬したみたい。やっちゃいけないことをやってしまいました。

ただし復路は往路で学んでミルクも準備していたので、「あやす」で回復不能と知るや、12分くらいで授乳に切り替えました。ちょうど着陸準備でベルトサイン中。立ち抱っこもできませんでしたが、ミルクで解決。そしてその後30分は爆睡です。良かった良かった♪

とにかくケアしている間は絶対集中を途切れさせてはいけません。

ずっと集中して遊んであげられれば、当人が3大不機嫌要素の存在に気付かない間はずっと「あやす」で乗り切れるのかも知れません。しかしそこは親も人間。どうしても集中がいつかは途切れます。なので、私達は、基本30分周期でケアする相手を交替して自分たちも集中力を維持しつつ、有事には相互連携する協力体制を話し合って、帰省移動を乗り切りました(おおげさ・・・笑)。

 

 

さらに事務的な工夫も惜しまず

さらには、事務的な工夫も惜しみませんでした。(復路ですが。笑)

席の座り方については、4人含む乳児なので3人掛けとなるわけですが、絶対にばらばらにシート割されずに済むように、早くからWEBも駆使して、空港到着・チェックイン前に事前に座席予約を済ませて3人掛けを確保しておきました。

着席は両親が幼児(長男)をはさむようにして片方が乳児(次男)、もう一方が幼児のケアに専念です。前日のとおり相互協力は有事のみ、普段はパートナーを信じて任せるのです。そしてケアすべき自分の前の乳幼児に集中、というわけで。

1点だけデメリットがあって、幼児が隣の乳児にちょっかいを出せます。家族構成によっては兄弟げんかのリスクもあると思いますので、窓際に幼児で隣に両親が並ぶ、でもいいかも知れません。ただその場合は幼児から遠い方の親が乳児ケアにほぼずっとの間、専業化する計画と自信が必要な気がします。(私達の場合はそこまで自信持てませんでした)

早く搭乗口に行くには早めに空港に移動しなければならないし、優先搭乗とはいっても少しでも環境づくりのために早くからシートへ移動するためには搭乗口近くで飛行機をみせたり散歩したりと「あやす」努力を惜しまず時間を待ちました。経験では、ぎりぎりまで待って移動しようとか乗ろうとかも考えたのですが、自分達に焦りができてはまずいので、まず時間に追われることは排除しようと、とにかくゆとりを持って移動していきました。搭乗までは狭い空間も少なく、開放感があれば子供達をあやすのは、機内での苦労に比べれば超簡単です。そこで「あやす」ことに慣れて上機嫌で親子そろって勢いで搭乗した方がいい。直前とはいっても化粧室も混むので、様子をみながら搭乗前におむつも替え、そしてあとは懸命にあやしたりモノをあげたりして、離陸を待つのです。その方が楽だったように思いました。

トータルで費やす時間は長くなっても「自分が一生懸命になれている」状態を継続することが重要ですね。残念ながら乳幼児を抱えた家族の移動は、

  

休む暇なんか、ないんですよ。(泣)

  

  

確かにそこまで献身的に気配りしなければならないのかという気はしますが、でも、やっぱり、僕は思うのです。そういう姿勢でいる親をみて、その子供たちに育っていってほしいなあと。。。

 

 

  

  

以上、経験則ですので、理論と必ず合致しているか自信ありませんがそこは悪しからずということで^^;

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