段取りが悪いと、それだけで本来のタレントが持つスマートな印象を損ねてしまいもったいないですね。
私自身は、段取りが悪い=相手に迷惑をかける、と素直に信じているくらい、せっかちというか、神経質なので、多少意識しすぎな気はしますが(笑)、それはそれとして、
やはり「段取り」というのはとても大事な技能な気がしています。
仕事の実務能力がとてもスマートな人がいたとします。
正確に仕事(依頼)内容を理解していれば、かなりのパフォーマーです。
ところが、こんなパフォーマーな素材を持っているにもかかわらず、時々相手方からのメッセージを勘違いしてしまう人がいます(実例)。
相手の依頼事項を読み違え、期待とは違うアウトプットを出してしまうのです。
そして、(それは依頼内容とは違うけど?という)指摘と修正指示を行うと、よくある返事が、
「えー、そうすか?あ、そういうことですか!」
・・・あれれれれ。
今頃言うなって(苦笑)。
こういう人は総じて、典型的に段取りが下手です。
l 例えば、会議準備をさせれば、資料は部数が足りなかったり、そもそも資料が足りなかったり、効率重視はいいけれど縮小コピーが読みづらかったり。
l 会議を仕切らせてみれば、目的等の事前周知がないので、レビューワやアドバイザがその場で何していいかわからないで出てきて始まりで大混乱したり。
l 一人作業中に「?」ということに出会ったとき、自分の判断で関係者に見聞きすればいいレベルのことまでも、明確な指示があるまで待機するばかりかそういう状況の報・連・相も一切なかったり・・・
若手・新入社員ならしょうがないかもですが、それなりに場数ふんできた人ならば、ある程度はこういうことを先読みして問題がないように配慮しながら動いてほしいなと思います。
多少完璧じゃなくてもいいので、適度な報・連・相をしながらそれなりに自分の判断で進めていく方が、あまりに従順なスタイルの人より、私はつきあいやすいです。。。
かといって、何でもかんでも自身のKKD(経験・勘・度胸)を信じて猪突されるのも、それはそれで困るんですけどね・・・苦笑
いずれにしろ、せっかくのもったいない良質の素材を持っているのに、網羅的で漏れのない指示・依頼でないとその仕事をどのように完了させればよいか理解できないため、周囲もやたら丁寧に付き合わなければならず、我々仲間の言動を観察して自発的に学んでくれない人たちに「段取り」をきちんと教え伝えなければならないのか、と、ちょっと最近ブルーです・・・
・・・まあ、でも今はそういう時代・世代だと思って、結局はちゃんと教え伝えていかねばならないのだな、とは個人的には割り切ってもいるんですが(笑)。
もう「行間読んでよ」とは言えないんでしょうねぇ・・・
「空気読んでよ」だったらいいのかな?(爆)