別に素顔で変身する必要はない気もしたけど(笑)・・・でも「別れの舞」は結構感動的デシタ(涙)
最近ではひさしぶりに大人が楽しめた名作な気がする戦隊モノ。最終回も通常ならかなり巻きが入った簡単解決(勝利)のところを、たっぷりこれまでの経緯もふりかえらせる戦闘シーン。
めずらしく余韻が残る終わり方だったので、どんなエントリをいつ載せようか迷っているうちにこんなに遅くなってしまった。(笑)
結局。
シンケンジャーの名作たる部分は、
「絆」というテーマ設定と、
大味をできるだけ避けてチャンバラという剣術の腕前が優劣を決めるような戦闘スタイル(まあ後半では侍がバズーカやらガトリング砲を撃ってましたけど。笑)、
そして上司と部下じゃないけど主従関係を存在させたところ。
さらに、
今回史上初、女性レッド登場。
しかも15歳(設定がそうらしいですが本当かな?)で養子を迎えたり・・・ちょっと無理もあるけど(爆)、しっかり終盤のストーリーの要を守ったところ。
最後に・・・「外道」衆という、ひどいWORDING(苦笑)の割りに、やたら人間くさいキャラ設定。
これらが、前作のゴーオンジャーが目指していた単純明快な「勧善懲悪」に比べ、妙に現実的に現代社会とシンクロしてみんながストーリーにはまっていったのではないかと考察します。
これまでのレッドは主役ではあるけど人間的にはかなり変わり者な設定が多かったのに比べ、
「殿」という絶対的存在ゆえのまともなキャラ(まあ本当は影だったりしたわけですが。笑)。
子供の理解範囲内で、最大限大人もハマれる設定、工夫がなされていた点、これからしばらくは「名作」として評価されるような気がします。
そして何より。
「殿!お別れの舞を、しばし。」
舞が上手いかどうかは正直よくわかりません(笑)が、今シリーズでしかも最終回に、一番感動させられました。当分忘れない気がするなあ。
既に息子は次回作でワクワクしているようです。
が・・・その前に明日(ようやく)劇場版を観賞させて、おもちゃの価値を延命させねば(爆)。