そろそろカブトムシも世代交代です。
♂2♀3からさらに♂2♀4追加しての大所帯も、ついに順次昇天していき、あとは♂1がよぼよぼと孤独に生きているのみとなりました・・・
経験的な話ですが、過去ほぼ100%、♂も♀も地上で逝去します。地中で息絶える話も聞いたことはありますが、最後の1匹でなければ、ほかの生きているのが土を毎日穿り返すので結局地上にお目見えするんです。なので、良くも悪くも逝去した成虫は必ず地上で発見できます。
最後の♂も、よくみると左後ろ足が半分ちぎれてしまっています。なんか、むなしいですねえ。クワガタとは別容器で飼育してますから食いちぎられることはありません(ちなみにクワガタは獰猛です。交尾を拒絶された♂が♀を首ちょんぱしたり、♀が拒絶するあまり♂の足を食いちぎることはよくあります!)。たぶん飛び回ったときか何かに、どこかにひっかかってちぎれてしまったのでしょう・・・
そんな手負いの♂が最後の一匹とはなかなか自然界も厳しい、切ないことです・・・
今年は大所帯にしたせいか、幼虫が結局2匹しか大きくなりませんでした。成虫が全部逝去したら成虫用飼育箱をひっくりかえして幼虫の残りを探索しようと思いますが、この時期に2令の大きさにもなれないとなると、もう淘汰されてしまったのかも知れません。以前もエントリしたように成虫は子供のことなんかかまってあげるほどインテリジェントじゃありませんから、きっと土の中でひっかきまわされて「土に還っていった」んでしょうか。もう今年はあまり期待できなさそうです。むしろ2匹を誠心誠意育てていこうかと思っています。
それと、ちょっとさじ加減を間違えて、クワガタの飼育箱が湿気過多になりカビを発生させてしまいました。朽木に産卵している可能性がありますから、カブトムシの成虫が逝去したあと幼虫探索が終わったら、朽木を全部そちらにうつして、環境をきれいにしてあげる必要があります。
クワガタは2、3年生きますので、越冬しますから万全の環境で冬眠できるようにする必要があります。実はまだクワガタは無事孵化させた経験がなく、今年が一番のチャンスと思っています!頑張らねば(笑)。
以前も書いたように、たった1年しか生きられないカブトムシの一生を観察していると、特に疲れて帰宅したりすると、その頃元気にぶんぶん飛び回っていたかと思うと、よくみたら死んでたりするのをみたりして、とても切なくなります。生き物の一生は、人間のように何十年も生きられるのに比べればとてもとてもはかないものです。われわれ人間はそういう意味でとても恵まれています。
なのに、物騒な事件が後を立たなかったり、子供を虐待したり学校でいじめがあったり、クスリみたいな真っ当から外れた事件があったりと・・・インテリジェントゆえに「余計な事故」の発生リスクが高いなあと思います。
これも以前も書いたように、しゃべれないカブトムシであっても、成虫も幼虫も私がえさやりや手入れをしていることをちゃんとわかっているのか、私が帰宅したり起床したりすると、もぞもぞ起きて地上や壁面をもそもそするんです。犬猫ほどに愛着を持つのは正直難しいのですが(苦笑)、ペットが人間を癒すという世界は対象がなんであれ、最低いくらかは存在するんだなあと、今日は感傷的な夜です・・・