同じ人が複数のエージェント・パートナーから紹介されてきた!
うーん、ちょっとうっかりオペレーション管理を任せ過ぎてしまい、困ったことになってしまいました。
旧知のアプリカント(派遣候補者)の方が、複数の既存パートナー(取引先)経由で人材提案されてきてしまったのです。
当たり前ですが、それぞれの会社からまったく同じ内容のRESUMEが送られてきます。
確かに、事務的に努めて受取してしまえば、違う会社から個人情報が保護された状態で候補者RESUMEをストックしていきますので、いくらか大量に受け取って吟味するプロセスの場合、気付かないこともありえるでしょう。
ですが、今回は、あまりにRESUMEの内容がまったく一緒で、担当者にもっと内容を読ませながら受取チェックさせていれば、
「あ、これは既に別の会社から応募いただいてます。ですので、今回は結構です」
と処理できたのです。
ところが受け取ってしまいました。もう戻せません。
なぜなら、
どちらの会社経由の方が、応募者の方の「身入りがいいか」は、わからないからです。
つまり、紹介マージンをいくらのせるかもその他詳細契約条件もわかりませんから、どちらかというとどっちが当人にとってより嬉しいかがわからないわけです。
最初に応募した会社より2番目の会社経由の方が、条件的にいいかもしれないわけで。
となると、この状況ですと次の手順を踏む以外ないのです。
1.クライアントに最初の会社経由での調達条件で当人を面談。
2.クライアントがこの面談でOKなら、その条件で契約→特に問題なし
3.もし条件下方修正が可能かの相談があった場合、最初の会社経由で協議し、NGなら応募をいったん取り下げてもらう
4.取り下げをきちんと完了した上で、さらにこの条件で2番目の会社では応募条件をのめるか確認してみる。当人共にOKなら再応募(再面談はしないでしょうけど)。
5.当然、クライアントには最初の段階で複数会社を経由した応募者ということは明かさない。
5番目のポイントは重要だと思っていて、クライアントにはじめから交渉要素を与えてしまいますので、最初から明かすわけにはいきません。
かといって最初の会社経由がNGイコール再提案余地なしになってしまったとしても、それはもともとしかたがないわけで。
NGのあと、それでも再度(別の人を)探したいというモードにクライアント側がちゃんと切り替わったのち、「同じ人が別の会社から再応募してきたのですが」というステータスのもとで、それでも(再)検討が可能かをあらためて打診するのです。ここはクライアント側のコンプライアンスやその他ビジネスルールとの関連からも、とても大事だと思ってます。
いずれにしても面倒な話です。もっとルーティン管理を徹底すべきでした。猛省。