新入社員の方々に一言。「頑張ってください!」でも「頑張ってます」と口にはしない方がいいですよ(笑)
今日は4月1日ですので、新入社員の方々へ一言。
入社おめでとうございます!
新社会人として、いろんな希望や不安を持っって船出されることと思います。
最初は研修やら覚えること、(悪い意味でなく)強制的にプログラムされたことをこなす、というところでは自由度もないし、自分の希望するラインの仕事と必ずしも一緒でないと思うのですが、私も一応社会人の先輩の末席として、言わせていただければ、
人生で二度と巡ってこない、新社会人としての初年度、初月、そして初日、なので。
すっごい貴重なんですよ。有意義に過ごしてください。
これまでのエントリにもいくらかエッセンスがあちこちに書かれているんですが、あらためて、新社会人の皆さんへお送りしたいメッセージを纏めておきたいと思います。
1. 貴方がその会社、組織に入社、入所したということは、縁や運の賜物であり、今のところは「運命・天命なのだ」と全面的に受け入れてみましょう。
2. 仕事が辛かったら、それはいいことです。当たり前の経験をしているんだと、むしろ喜びましょう。
3. 仕事の中からというより、新社会人の暮らしすべての中から、「楽しみ」をみつけてください。
4. あなたにとって有益な上司・先輩を早くみつけ、まずは彼ら彼女らを模倣することから始めてください。
5. 今、同期・同胞として仲良くなった人達とは、出来る限り交流を継続し、半永久的にお付き合いをしましょう。
6. 新社会人になった瞬間、まだ経験のない貴方は「スキルだけで評価されるのです」。人柄を大事にしつつ技術研鑽に手を抜くことのないよう競争社会を生き抜いてください。
7. 最初のお給料が出たら、何か1つ、親孝行をしましょう。
上記7つ、あえて解説を書きません。きっとキャリアを積み重ねればその本当の意味や行間はきっとわかってくれるはずですので。
生意気に聞こえる人もいるかもしれませんが、
ビジネス社会はとても厳しいのです。
貴方が今後、「私は一生懸命頑張っている」といったところで、それはあなたの発展の外堀を埋め、退路を断ち、足かせになるだけです。
みんな、その人なりに、すっごい頑張っているのです。
頑張っていることを評価してくれというのは、新社会人になる前の学生、未就業時代でおしまいです。
そんなことを口にしても、誰もなぐさめてくれたところで評価には全くつながりません。
「頑張っている」というのは他人が評価すること、貴方がアピールすることではありません。
これからいろんな大変なことが貴方の前に現れることでしょう。
でも、一生懸命頑張ってください(私は他人だから貴方にこの言葉が言えます^^;)。他人はがんばっているあなたを、がんばり続けているあなたを必ず評価し、サポートしてくれます。貴方が「がんばっているんです」と言わない限り。言葉にしなくてもちゃんと貴方をみていますよ。そんな人たちを信じて、「頑張って」ついてきてください。
不況というのは「正直なマーケット」とも言えます。
これまでノリやツキだけで成立したビジネスは機会が消失しました。これはむしろ公平になったとも言えます(もちろんマクロ視点であり、ミクロでは個別の不平等を加速するリスクは残念ながら存在します)。貴方が帰属する企業や組織で一丸となって取り組めば、「頑張った」ことにきちんと報いがある平等なビジネス機会が、個々の取組を正確に評価していく社会になっているのです。今は。
むしろあなたたちは高いハードルも提示されている一方で、本質的中身のないラッキーはほとんど存在しない、クリーンなビジネス社会で、新社会人として一歩をこれから踏み出していけます。
むしろ好機でもあると考えてみてほしいです。
すべてのビジネス社会上の先輩がそうとは残念ながら言えませんが、大勢の先輩たちはこれまでの苦難や不幸をのりこえて、今までビジネス社会の中で生き延びてきたその経験と知恵を、きっと「あなたの姿勢にふさわしい量と質で」それらを分け与えてくれるでしょう。
だから、
頑張ってくださいね。
くじけそうなときにも「負けてたまるか!絶対がんばるぞ!!」って心の中で叫んでください。
そして、次の世代、次の時代を引き継いでいってください。それが先輩である私達のまじめな願いです。
ご壮健とご武運を祈っています。拝