謝るのが仕事。
そうです、ええ、そうです(笑)。辛いときも多いけど、自分の給料の源泉、当社における存在意義はここにあります。
謝るために仕事をしているわけでもありませんが、謝るというのはそれ相当に高い技術が必要で、それなりに回数を重ねた経験も重要です。
謝るというのは高度なスキルなんです。
仕事の才に、広がりが乏しかったり高みが足りなかったりする人は、100%じゃないけれど、大抵、謝るのがへたです。下手。ホントに下手くそです。
謝るからには自分に非がある。
部下や仲間のかわりだろうと全然関係ない。悪い点がある。反省すべきところがある。相手に迷惑や心配、あるいは苦労をかけた。だから本当に申し訳ない。
言い訳なんかできなくてもいいや、しない前提で、まず謝るのが先。謝ることが絶対条件。
その真摯な謝罪が理解されて、次に「言い訳が許される可能性がある」のです。
“なんだよ、こっちにだって主張はあるんだ。そっちにだって自責ゼロじゃないんですけど。”
なんて言っちゃうと、謝ったことがそもそも評価されません。大抵。
そしたら主張したい話も聞いてもらえなくなっちゃうんだってば・・・
みんな、あなたのがんばり、評価しています。。
でも、私、そのあなたのがんばりを、評価してもらうべき、報いを与えてもらうべき相手に、ちゃんと伝えたいのです。なのでその前に、一方で至らなかった点もあるので、そこを謝りに行くんです。
難しいですねー。ほんとにこれは教えるのが難しい。
個性が大きく「上手な謝り方」に影響するんです。自分流のコピーではだめな場合が多い。
正義感だけ振りかざしてもうまくいかない。ただただ平謝りでもうまくいかないこともある。変に謝りと主張・要求のバランスをうまくとろうとすると謝っている姿勢すら伝わらずかえって険悪になるときもある。
この微妙なコントロールを、後進に伝えるのに苦労しています。
なかなかパブリックに良い書物に出会えず。誰かいい書籍やソースがあったらご紹介ください(苦笑)