たまにしか使わないモノほどよく壊れる(笑)
意外に何でもそうだと思っているのですが、たまにしか使わないモノほどよく壊れます。しかもあっさりと・・・先日もめったに使わないFAXを操作してたら壊れて動かなくなってしまいました(爆)。どうしよう、受け取りたいものが受け取れない・・・
昔、ボーリング場でバイトしてた時を思い出しました。
営業上、お客様はできるだけ真中のレーンから埋めていきます。端から入れていくと、全体見渡したとき、寂しいんですね。だから、できるだけ賑わっているように中央付近のレーンからお客様を入れていきます。フロントではレーン毎にカウンタがついてて、どのレーンでお客様が何投したか数えられるようになっています。このカウンタはメンテナンスしたらリセット(ゼロに戻す)するのですが、いつも集計すると、真ん中あたりのレーン、ある意味いつも稼働していますので、大体端のレーンに比べると、月間で3倍以上も稼働しています。
ところが、滅多に真ん中あたりのレーンは壊れないのです。故障するのはいつも端のレーンばかり。不思議です。いっつもフル回転している中央付近のレーンは、スコアラ(点数計算してくれるコンピュータデスク)もピンセッター(ピンを立てたり片づけたりする機械一式)も、滅多に壊れません。
いっつも使っているのに。端のやつの何倍も稼働しているのに、です。
情報システムもそんな気がしますね。
たまにしか運行しないサブシステムに限って、トラブルになったりします。年次処理とか、税率変更みたいな不定期トリガーイベント用のプログラムとか。
ITでくくればその他の情報機器なんかも、実はいつもフル稼働して使うものより、たまに使うものの方が壊れる確率が実は高いんじゃないでしょうか。
皆様の周囲ではどうですか??
これが「なんとなくの法則」として成立としたら、たまにしか使われない機能というのは、壊れやすいという前提で、しっかり試験することが重要だということになります。
昔、年次処理は本番稼動日には運行しないから稼働後に追っかけ試験して、年次処理のタイミングまでに間に合わせようとフェージングして、稼働後に試験して年次処理日に間に合わせましたが、いざ実行したところ、結果は見事に不具合が多発し、トラブルシューティングの嵐に見舞われました(涙)。
だから、私が考えるに、たまにしか使わないモノほど要注意です。
たまには試してちゃんと動くか確認も重要だと思いますし、最初に作るときもたまにしか使わないからといってプライオリティを下げないで、逆に「たまにしか使わないのに肝心な時に使えなかったら一大事」と位置づけ、より慎重に作り、使うときのための準備をすることが肝要と思います。