居眠りするくらいなら会議に来るな→いやいや、発言しなければおんなじデス。
先日、当職も参加する会議体で、居眠りしていた人が叱られていたのですが、その理由は、「居眠り」じゃなくて、「全く発言がなかったから」という指摘で、・・・変な観点で感心してしまいました。
会議体に参加する場合、当人に発言が期待されているかどうか、からクレームを言われていたのです。
会議体に参加するすべての人が発言すべきかどうかは別の話です。
どちらかというと聴衆として、会議体に参加して「話を聞く」ことがメインであれば、「居眠り」自体が許されないことです。
ですが、
積極的に「発言を求められる」人の場合、「たまに居眠りしてても要所でそれなりに発言する」人ならば、「居眠りはしないが全く発言もしない」より、まだマシだということのようです。
ですから、その人は居眠りじゃなくて「発言なし」をとがめられていたのです。
「みんな忙しいし、会議の段取り、進行だっていつもちゃんとできている状況でもないから、ついつい眠くなって・・・ということもたまにはあるだろう。ついうっかり、というところばかり咎めていたら、みんな与えられた環境でやれることを一生懸命進めるためにやりくり大変なんだから、現場がギスギスするばっかりだ。だから、ついつい居眠りしたって、そのあと(やべー、ちゃんと話を聞いて、発言しなきゃ)・・・って姿勢をみせれば、さすがに誰も「文句を言う」まではやらないさ。一応リーダーのひとりなんだから、そのくらいはがんばってほしいんだよな!」
(ちなみにほぼ原文)
考え方、とても同感シマシタ。
「居眠りするくらいなら、会議に来るな!」という指摘には、こうして2つの洞察が混じっているようです。
ところで、居眠り、実は結構遭遇します。
閑話休題、2つの最悪事象経験談:
<昼編>
当て馬提案を頼まれた。依頼当初は気付かなかったが、打ち合わせを数回重ねて、当方に依頼する気がさらさらないのがはっきり感じ取れた。
ひどいのは、その提案プレゼン本番の時。
本来プレゼン相手は5人いるはずだった。当日、予定通りに会場に行ったら、いたのはたった一人。
しかも部長ではなく、末席に近い高齢のメンバー(注:お人が悪いというわけではありません)。
「すみませんね、みんな急用で忙しくなっちゃって、・・・私が一人代表として聞かせていただきたいんですが・・・」
(ハイ、ゼロじゃ困りますが、おひとりでも聞いてくだされば十分です。持ち時間2時間ですが正味90分くらいお話しますので、ご質問あれば最後でも途中でもいつでもお願いします!では早速・・・)
渾身の45ページ(表紙等含む)、順番にプレゼンしていった。
15分経過、そのおじいちゃんは寝てしまいました・・・(絶句)
それでも、しばらくしゃべって・・・10分くらいしても起きないので、最終頁を開いて、そのまま90分経過するまで黙って待ってました。
そして90分後、(ご静聴どうもありがとうございました。これでプレゼン終了です)
わざとボールペンを机上に落とし、目を覚まさせていただき、そしてごあいさつして退場。
翌日(早っ!)。メールで落選が連絡されました。
プロジェクトはその後うまく行かなかったそうです。そりゃそうだ、そんな人たちがマネジメントやってんだから(苦笑)。
<夜編>
手塩に育てた部下が自分のプロジェクトを巣立つことになり、最終日(近く)、二人きりで最後の晩餐。
二人で鍋をつつきながら、あーだこーだと持論を交換。
そして小1時間経過・・・なんと部下が寝てしまった!
なんて酒弱いんだ・・・ビールグラス一杯程度で・・・うー(涙)
喋る相手を失い、その後は一人で鍋をつつきました。
少したったら、その店のご主人が、「大変ですねぇ(笑)」と、お酌しに席へあらわれた。
(お気遣いスミマセン・・・)
「いえいえ、たくさん飲んで食べてもらわないとね!食べ放題飲み放題じゃないんですから、お連れさんの分もいっぱい飲み食いしてくださいネ!!(爆)」
まあ、とにかく・・・居眠りには注意しましょう。
そして、「期待されているのに発言しない」、ということは基本的に同罪レベルと思い、こちらもあわせて、よく注意して仕事したいものです。