目次が大事
結構前に「表紙だって本文以上にとっても大事」というエントリを(どっかに・・・笑)書きました。
ところで昨日、出版社の方と打ち合わせをしていて、
目次も大事なんだよ!
ということを気づかせていただきました。
表紙の件では、表紙だって作るのにコストがかかる。だから手抜きなんてできない、という話だったわけですが、目次はさらに、
本文のストーリー展開がわかる。
本文内容の(超)概要である。
各章・各項の重要なキーワード集である。
例えば、普通に提案書を書く、報告書を書く、みたいなときに、こなれていると、昔の良策の焼き直しということで、目次に手を加えないで本文のみ改良してさくさくっと作り、出す。・・・というような流れになりがちなのですが、
・・・とはいえ、目次作成も「1枚のコスト」。そこで一工夫です。
1. はじめに
2. 弊社理解
3. 実現アプローチ
4. 作業スケジュール
5. 取組体制
6. お見積もり
7. お願い事項
これを・・・
1. 今回の取組における弊社の意気込み
2. 本取組の最重要課題は「○○」
3. 確実に成功させるべく方法論「○○」を採用
4. 主要タスクとスケジュールおよび、想定成果物
5. 参画体制と主要メンバー略歴紹介
6. 費用概算とお見積もりの前提事項
7. ご発注いただける際のお願い(スムースに作業開始するために)
普通に書いたらだめというわけではありませんが、後者のような作文調が相手にウケそうだったら、せっかくですからちょっとの時間で改良するといいわけです。
特に工夫もない目次だとさっと次の本文へ、めくられてしまうわけですが、「おっ!ちょっとは工夫してあるじゃん。どれどれ・・・ふーん、大体ストーリー展開とキーワードはわかったぞ。あとは細かい話を真剣に聞いてやるか・・・」となる可能性もあり。
ですから、目次は大事だったんです。気づかせていただきありがとうございます。
ちなみに出版の場合、その予定著書の目次が出版の是非を問う企画会議にかけられ、その目次の出来次第で、その何割かが企画として本採用されるわけです。
というわけで、少し先の作業予定ですが、さくさくとはいうものの、真剣に目次を作らなきゃ・・・笑