懐かしい味は永遠に引き継がれる
最近、地元熊本を自称するラーメンをよく口にしています。
基本、にんにくチップに馬油(マーユ)、白濁のとんこつに太麺、具はキクラゲを強調することが多いかな・・・まあ、自分の記憶からして、大体あっていますが、たまに「熊本をバカにするな」みたいにしか思えないまがい物も体験してしまいます。
小さい頃、ラーメンというのは、はっきりいって「ご馳走」でした。
庶民の食べ物と今は言うかも知れませんが、まったく違いますね、意識が。結構高いんですよ。普通に定食食べるより・・・
手間隙かかるからだと思ってました。東京だと「桂花」とか長年有名じゃないかと思いますが(桂花が一番かはおいといてです)、熊本県民からすると東京の「桂花」はスープというか味付けが薄いです。やっぱり東京にあわせてアレンジされてます。
もっとひどいものもあります。博多ラーメンと熊本ラーメンの融合味を、どうみても熊本じゃない人が無理やり熊本弁で接客する店もありました。不愉快じゃないけど、実際食べてもちっとも美味しくなかったですね。まあ・・・単にこってりとんこつが好きな大雑把な人だと飲酒後にはいいかも。でも私はもう二度と食べることはないと思います。
そんなこんなで、今朝、時間がなくて早朝出勤、朝食にカップラーメンを食べたわけです。
にんにくチップに大量の馬油、とんこつスープが真っ黒です。あわわ・・・
で、食べてみたら・・・なんと!完璧な懐かしい故郷の味です。ビックリ。
小さい頃、確かにラーメン屋にいくとご馳走とは思いつつも、にんにく味で馬油(マーユ)たっぷりのラーメンは子供からするとビジュアルにちょっと引いちゃう感じです。安上がりという理由もあり、自宅で出前一丁とかサッポロ一番とか食べてる方が幸せだったりします。
ただ、時々、いわゆる鍵っ子だった私は、学校の部活が終わり、帰り遅くなる両親からもらった500円(当時は札ですね^^;)で、ラーメン食って帰ったりするわけです。子供が定食屋で一人夕食はさすがに子供でも気が引けました。なので、ごちそうかどうか別にして、寂しく(?)ラーメンすすって、子供のくせに哀愁背中に演出しながら帰宅していたわけです(毎晩じゃないですよ)。
そのときの味ですね。ビックリ、もうホントにびっくりだなあ、もう・・・
最近、商品のライフサイクルがとても短くなって、すぐに商品が入れ替わり、何かヒットするとすぐに他商品が追従・・・例えば、四川が評判でタンタン麺が売れるとあっという間にタンタン麺系の商品が4つも5つも増えていき、しまいにはタンタンうどんが登場するわけです。私は辛いのが大々大好き!なんですが・・・こうなってくると、どうせ食べても工夫もたいしたことないだろうと、かえって購買意欲を削がれてしまいます。で、実際(1回くらい騙されてみよう)と思って、結局食べて、やっぱり後悔するわけです(笑)。
そういう中から、消去法で、熊本ラーメンを自称する、「それ」に、今朝はチャレンジしたのでした。
3連休に家族孝行(・・・のつもりで頑張りました、ハイ^^;)を終え、早朝から職場復帰。その初っ端に、故郷を思い出す幼児体験から業務スタートできます。なんか、不思議な気分だけど、気合は入った。
うっし、いくぜーっ!!
・・・それにしてもこれから歯磨きに行くのが惜しいなあ(爆)
追伸:「それ」ですが、ひとまず実名紹介は伏せたいと思います。反響次第ですね(笑)。ちなみにAMPMで買いました。