OAスキルはドキュメントツールスキルのことだけじゃないですよ。
文書作成や会議準備等、事務スキルと称してOAスキルと言うことがありますが、最近、WordやExcel、PPTのようなドキュメントツールスキルとイコールと思っている人も多いようです。
私はこう考えています。
1.文書作成能力
ビジネス的に問題ない言葉遣いで、文章を作文できる(注1)
2.描画能力
ビジネス的に問題ないビジュアル感覚で、お絵描きができる(注1)
3.事務効率の追求姿勢
いかに早く、そして正確に事務作業を進め、終わらせるか、それを追求する姿勢が充分ある
4.会議ファシリテーション
会議資料の過不足なく期限遵守での準備、クリッピングや配膳等の気遣い、そして議事録やホワイトボードの電子化(注2)等における効果的な事務作業能力
5.事務機器操作能力
コピー、プリンタ、FAXにおける、用紙やインク・トナーの補充および、紙詰まり対応等の保守作業能力(注3)
特に5は軽視しがちです。要注意・・・
一人、早朝出勤や残業等、報告書や提案書の仕上げに急いでいるときに、突然の用紙切れや紙詰まり・・・あ゛あ゛―――――っ!!大パニック。
(爆)それは・・・OAスキルが足りないんです。役職にかかわらず、精進しましょう。
それこそ、事務職の方々に教えてもらっておくべきです。普段はそれをやってもらうのが仕事ですが、いざとなったら、彼ら彼女らがいなくても自分でできないと困りますからね。
そういうコミュニケーションスキルがある人が、本当のリーダーに昇っていける人材(の1モデル)なんだと思います。
そういう人ならば、「お茶汲みや掃除は事務職の仕事」とか「オレは自分で文書を描かない。アイデアの具現は部下の仕事」という変な責任定義もしないことでしょう。私も、常に多面的に、そうありたいと思って日頃精進しているつもりです(未だ努力中でもあります・・・汗)
(注1)これが当人の魅力的印象付けに明確な貢献をするレベルまで達したとき、「(高い)コミュニケーションスキル」と定義が変わるものと理解しています。
(注2)会議陪席が責任範囲ならこれも要求スキルになります。
(注3)封緘機やスパイラルメーカ、イメージスキャナにCDライター等、機器も多様化、複雑化はしてきているので、レベルはある程度まで、と言う考え方はあると思っています。