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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

「お先に失礼シマス」くらい言ってくれよーっ!

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残業を肯定するつもりはありませんが、マナーというかコミュニケーションスキルというのは、そんな次元以前に醸成されて欲しいなと思うときが最近ありました。

 

あるプロジェクトで、残業を極端に嫌う言動をする人がいました。

 

その人は、詳しいところまでプロファイリングのしようもありませんが、とにかく残業はしたくありませんということで、指定した18時半なり19時になったら何かと理由をつけて、とにかく帰ろうとするのです。

周囲は、大変残念なことに、残業を前提に仕事をしなければならない、過酷な状況にありました。

誰もが、残業を肯定しているわけでもなく、でもそのプロジェクトはみんなで頑張らなければ前に進まない、過酷な状況にあったのです。

ですから、残業は嫌だなあと思いながらも、みんな目の前の仕事を必死に片付けていたのでした。

 

でも、その人は、自分の主義主張を一方的に周囲にアピールし、いつも挨拶せずに帰るのでした。

 

時には、夕方の会議で、自分の資料の不手際を指摘されているのに、その修正すら明日に繰り越して、指定の時刻には「周囲に挨拶もせずに帰ってしまう」のでした。

 

周囲の人達は、呆れていました。残業が嫌いという次元の前に、まずそのマナー知らずの人間性に。

 

私も残業は今は極力しないし、というか残業しないスケジュールを組みます。

自分が考えた見積でのスケジュール。自分の見積の甘さや予測してなかった事象のせいで予定通りに終わらなかった場合、基本的には「その日やろうと決めたことだから」片付けてから帰ります。

あまりに時間が必要なくらいに積み残ってしまうなら、明日以降のスケジュールを再調整して、絶対に終わらせたいものだけは片付けます。

例え妻の誕生日であっても、「絶対に」というものだけは片付けています(ま、なければ繰越ますね・・・苦笑)。

逆に、今日だけは「根詰めていっぱいやっつけておきたい!」って日はとことん働きます。私の感覚では、これは残業ではなく、自分自身が正念場と考え、そういう次元ではない「お仕事全快の日」にモードを切り替えている感じです。

そして、逆になんか今日期限の仕事もなく、明日への影響も軽微、な状況の日は、ゆーったり、普段のモードではできない、机上整理とか、ご挨拶メッセージやメールボックスの掃除とか、そういう仕事を集中的に一日やって、夕方過ごして定時に「お先でーす」と帰路につきます。

 

そんな私ですが、やっぱり先に帰るならなおさら挨拶くらいはすべきじゃないか、とは思いました。

 

現在残業をあんまりしない身分ですので、前述の方への助言をするのはどうかと思いました。ですが、最終的な現場の監督責任を担ってはいますので、そういうスタンスで振舞う方によって、周囲の頑張っている人達(残業している全ての人がこれに該当するかどうかは別にして、です)に、どう考えても悪影響しかないなあ、と思って、さてさてどうしようかと悩んでいます。

 

大木さんのエントリは一方でごもっともと思うのですが、・・・なんとも悩ましいです。うーん。。。

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