アポは先手の先手をうつこと
会議、面接、提案、ディスカッション。相手とアポイントが必要なイベントというのは、タイムマネジメントの力量が問われます。
アポイントとりの上手な人は、アポイントを複数、順序を絶妙に組んでいきます。
たとえば。派遣サービスを始めましたので、その例で。
クライアントから求人情報を聞き、外部パートナー企業から、人材を紹介してもらい、経歴書をチェックして、適合しそうな人を選出し、面談を組む。結果、良好と判断された人へ、インダクション(プロジェクト情報と期待役割、基本タスク、および参画するにあたっての心得を熟知し、スムーズに稼動開始できる心の準備と実務の訓練をさせること)を行い、そして、クライアントへ面通し、問題ないことを確認してもらい、多少の軌道修正が必要であればその時点で協議、合意形成して、現場へ。
お気づきの通り、たくさんのイベントがワークフローになっています。
ウォーターフォール的に順番にやっていては、時間があっという間に経って、クライアントから求人問い合わせをもらって実際に現場へ配置するまでに1ヶ月以上かかったりするものです。
それじゃあビジネスになりませんね。
というわけで、上手に、求人情報確認と並行して、求人の方向性を予測して人材照会を幅広に収集、経歴チェックをしたらすぐ良さそうな人を順次、面談アポをとりながら、大体こんな感じの人でどうかという予備打診をクライアントにひとまずレス。その進め方で良さそうであれば、面談の合格率を予測しながらクライアントへの面通しの時期を仮アポとっておく。その時期に向けてあとはてきぱき面談とインダクションを進め、準備完了→一番早い仮アポでGO!
多分、経験則ですが、半分くらいには短縮できます。
まあめったにありませんが、予備調査しておいた人材が、最初の求人情報確認のときにドンピシャはまって即決→同週に稼動開始!なんてときは、それはもう最高の気分です。
効率は、突き詰めて、考え抜いて、改良に改良を重ねて、諦めないで追求し続ける限り、どんどんその成果があがっていくものです。
常に工夫をしていけば、気がつくと昔すっごい時間がかかったり、精神的に磨り減ったりしていた作業が、苦労なく素早くできるようになります。
諦めないことが肝心です。