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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

スピードは重要な品質指標の1つ

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最近、派遣サービスへ進出したのでいろいろトレーニングマニュアルを作成、整理していますが、SEのようなITの「モノづくり」経験豊富な方々とか、事業会社で企画をやっていた方々、と私の目指すプロフェッショナリズムとのギャップについて意見交換をしていますと、いろいろわかってきたことがあります。

 

その中でも最近顕著で、これから良い形にお互いの経験や矜持を融合させて、近い将来さらに良いビジネスモデルを模索せねばと思っているキーワードが表題の「スピード」です。

 

著書「SEからコンサルタントになる方法」でも、「ドラフトは素早く、完成品を目指して」「報告書は会議終了後に次回予告版をすぐ作る」とか触れています。ただ、このような考え方は、コンサルタントの心得としては(私は)当然必然と思っていますが、全てのビジネス企業に通じるとまでは思いませんし、それは理解した上で、コンサルティングの世界に異業種から入ってこられる方に、「基本的なお作法」として説明してみるのですが、異業種で通じていたこれまでの矜持や流儀と異なる方にとっては、なかなか合わせることができない、結構に悩ましい問題でもあります。

 

ただ、コンサルティング業界でコンサルタントとして振舞うにあたり、私の矜持として主張させていただければ、

 

・ドラフトはできるだけ早い方がいい

・ドラフトは雛形や目次でもなく、ましてや骨子でもなく、あくまで完成品初版(もしくはその一歩手前)

・だから、ドラフトを急ぐからといって正確性や網羅性のような品質を犠牲にし過ぎては無意味

 

基本的に全ての成果物はスピードも1つの重要な品質指標であると思うのです。

 

かっこつけて申し訳ありませんが、

継続的な成長や多面的な工夫を諦めたら「コンサルタントとしての未来はそこで終わり」と思っています。

一方で、異業者の方々の過去の功績やそこで培った技術・経験は心から尊重するべきとも考えています。

 

「郷に入りては郷に従え」は大げさなのかも知れませんが、一応は「朱に交わって」みていただきたいのです。

そして、「交わられる」側も、ちゃんと受け入れ態勢を作るべきです。そうしている、そうさせているつもりです。

 

これからは異業種が複数、効果的に交わりあって、うまく長所を融合し、短所を補完しあって、より良い価値創出の仕組みを追いかけていくべきで、これは一般的な商流マーケットだけの話ではなく、弊業界にとっても必達のテーマと考えています。

ですので、みんなで建設的に話し合い、常に新しいモデルを追及していきたいな、と思います。

そうすることで、常日頃私が信条としている、「ITサービス業界全体の魅力復興・継続的向上」を目指していきたいです(かっこつけて誠に恐縮ですm(_ _)m)。

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