「TBD」を気軽に使わない
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[TBD」・・・「To Be Determined」って言葉ですが、IT業界においてはなじみ深い一方で、最近その使い方に疑問を感じることも多いです。
(本エントリはITエグゼクティブに掲載したところ、ロングヒットでアクセスいただいているようなので、オルタナ向けに少し再加工してご紹介させていただきました。)
簡単に言えば、
「あとで決める」 「そのうち決まる」
ということでしかありません。
重要な課題の解決期限が「TBD」。
マスタースケジュールで後続タスクの主担当者がたくさん「TBD]になっていたり、
最新の体制図にたくさん「TBD」が登場していたり。
「TBD」と書いておけば、今日の説明はひとまず簡略できる。
え・・・??
「TBD」に対する「決める」「決まる」期限は、大抵の場合、「未定義のまま」のことが多いです。
「いつか決まる」「いつか決める」・・・危ない危ない。気軽に使いすぎです。
「TBD」を使うこと自体は悪ではありません。
「何故決まっていないか」が明らかにされていて、それを「決める」ために、いつからいつまでに誰がどうやって何をしていくか、それが関係者の間で理解されていればいいのです。
マクロ的に人材不足の折からか、最近は日を追うごとに多く目にするようになってきました。
「何故?」を、きちんと追求したいものです。
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