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名前を書き間違えるという行為の失礼度合いについて

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先日、出版社の方に、「名前を間違えるなんて出版業界の人間として恥ずかしい。本当に申し訳ありません」と、深々と頭を下げられ、かえって恐縮してしまいました^^;

私は苗字も名前も(多分)ユニークな漢字だと思いますので、よく「北島」「北園」「裕樹」「裕紀」「裕巳」とか書かれて苦笑しているうちに、正直慣れっこになっておりました。

私自身は、確かに人の名前を間違えたら、名刺を誤って曲げたり踏んだりしてしまったのかのごとく、平謝りする性格(のつもり)ではいました・・・ですので、あらためてその方の対応に感服しました。

多分、FEPの変換ミスを見逃すという「うっかり」でしかないのですが、確かに、自分のことというよりはひとごとの場合に、「やらかした」人が照れ笑いして、間違いを「笑ってごまかす」ことが、正直言って、とても嫌いです。

自分もたまにはやっているかもしれないのですが、それをいったん棚上げさせていただければ、「過ちを笑ってごまかす」ことが、どれだけ相手にとって非礼なことであるかを、私は大学時代の師匠に厳しく教わりました。

ですから、いくらか過敏になっているかも知れませんが、特に最近の若い世代(?)の人がこのような(私からすれば)ごまかし笑いをする行為は、基本的にとてもよくないことだと、少なくとも私は信じてやみません。

若い世代にはその世代の主張があり、それは当然、ミドル・シニア層も尊重すべきと思います。ですが一方で、若い世代にもミドル・シニア層が気にしている部分をきちんと理解していただき、「お互いで歩み寄る社会」をつくるべく、みんなで留意していい環境を作っていきたい!と当日痛感したのでした。

当人が(正確に確認したわけでもありませんが)若い世代の方だったこともあり、(こんな素晴らしい感性の方もいるんだ、世の中まだまだ捨てたもんじゃないなあ・・)と思いました。

繰り返しますが、自分は自分自身の名前に対する「間違い」には結構寛大です。

先日、ある取引先の会社から来るメールが3度も4度も「裕巳」と間違ったまま来るので、さすがに釘刺すかと思って訂正を求めたメールをしましたが、残念ながらその返信は私が考える礼節に沿った文章ではありませんでした。他にも文句を言いたいけど許容していた部分があった取引先なので、今後はこの取引先と縁を切るつもりです(さすがにフェードアウト方式になりますが)。

思えば、このような、現代では小ばかにされるかも知れない些細なやりとりでも、重要な取引に大きな影響を与えるリスクについて、自分にも多少は矜持もありますし、譲れない部分を非礼に触る人に対しては、自分の市場から退出いただきたいのです。

もちろん私にも至らない点はいろいろあると思いますし、そのたびに平謝りすることになるわけですが、ブランドとは些細なことからあっという間に失墜するものだということを、ビジネスに携わる方々にはしっかり意識いただきたいなと思い、自分を棚上げして本当に恐縮なんですが、本日エントリさせていただきました。

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