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「単月契約」の駆け引き

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コンサルフィーは確かに高いので、最近「単月契約」の割合が多くなっていますが、これにかかわる駆け引きについて、少し考察したいと思います。

「単月契約」とは、1ヶ月間だけ契約し、翌月もまた1か月、と、単月で契約を更新していくスタイルのことです。

あ、別にこれは批判的にこの契約形態を評しているわけではありません。

「まずは今月、コンサル高いんで、成果を確認してから・・・」

「総額低くしないと、稟議通らないんですよ」

そう言われて、細切れが多くなりました。

悲観もしてませんが、契約事務が煩雑になってちょっと嫌だなあ。

・・・そんな程度ではあります。

!何をこのエントリで言いたいんだっけ・・・ああ、そうだ、思い出した。

単月契約の場合、振り返ると、私のようなシニアマネジメント(生意気なカテゴリにしてすみません・・・)の出番は比較的多いような気がします。

「いいでしょ、うちのコンサルタント。来月も契約してくださいね♪」

いろいろ顔出しては、アピールポイントを説明したり、我々が仮にいなくなったあとに残されるリスクについて確認をします。

お金をもらう以上、いわゆる「Value Proposition」が成立しないのであれば、我々はそこにいるべきではありません。

決して押し売りでなく、でも、そこに必要なんじゃないかという説明を、自分でも納得できるロジックだということを確認して、お客様に訴えていきます。

自分で納得できないロジックであれば、お客様が納得するわけもなく、コンサルタントも成果が充分発揮できるわけがありません。

この「駆け引き」は、単月で成果を出す必要があるため、どきどきわくわくします。

負荷としては正直辛いです。

でも、ユーザ企業の(1つの)正しいコンサルタントの使い方(例)としては、正しいのかも知れません。

ちょっと前まで好んで使っていた例えです。

「我々は、スペースシャトルでいう『補助ロケットエンジン』です。大気圏を出るには必要です。それ(改革)が済めば必要ありません。でも大気圏を出たければ、必要な量を搭載して(買って)ください」

ちなみに、それを聞いて昔、部下に言われました。

「え、じゃあ、あっしは使い捨ての『補助』ですかい??」

・・・

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