やりたいことだけやってればいいってわけでもない
お客様が求めるものを提供するのがコンサルタントの仕事、とはいうものの、その範囲でやりたいことだけやってればいいかというと、・・・そういう話でもないんだよなあと。
最近、強く・・・悩んでいます。
戦略系も実行系も、どちらもお客様にとっては大事なプロジェクト(≒取組)です。
コンサルタント側が色好みする話でもないですよね。
とはいっても、自分の得意不得意があるわけだから、基本どっちかを拠り所にしている人は、できるだけそちらを進めていきたい。
あるいは、不得意を克服し、両方できるようになりたい(或いは実行系から戦略系主体に移行したい)。そう思うのもごもっとも。
いずれにしても、
拠り所を「専門性」としてそこで勝負に行きたい人と、
拠り所を「確実に成果を出せる居場所」としつつも、志向は新しいそれ以外のビジネスへ、どんどん発展して行きたい、という人と、
大きくは分かれるのかなあという気がします。
とかいいながら、私は・・・今、得意な「領域」に大きな生き甲斐を感じています。
当然、そこにお客様も集まってきます。
良くも悪くも噂を聞きつけ新しいお客様が訪ねてきてくださったり、旧来既存のお客様も、満足いただいている方々は継続的にお仕事を注文してくださいます。
前者の場合は殆ど全てが、その得意な「領域」の相談です。
後者の場合は、得意な「領域」の再注文と、それとは異なる分野(領域)のご相談に二分されます。
素直にやりくりしていれば、得意な「領域」である程度の確実な実績を確保しつつ、新しい分野への挑戦も、適宜お客様からの依頼に従い、うまく混ぜ混ぜしてやっていけば、自分的には「なんかいろいろやれて楽しいな♪」という満足感に浸れます。
とはいっても、仲間(≒部下)のことを考えると、そういう単純な考えで良しとするわけにもいきません。
何故弊社にきたのかという転職事由には、必ず「この会社でこんな仕事に就きたい」というのがあるはず。
それを押し殺して他の仕事ばかりやっていては、その人は満足できるはずもありません。
ある程度全員のそれを理解し、集約・整理したつもりで、アサインメントバランス(プロジェクト・役割共に)を考え調整しているつもりではいますが・・・
精一杯のつもりでも、完璧とまでは行かない。となると、結局仲間がある程度「我慢してくれている」と思うべき。
であれば、現在の得意領域を「喜んでそれを専業とする」人達と、それをステップに「違うことを追い求めていきたい」人達と、そろそろセグメントを分けた運営がいいのかなー?
弊社内の事情も挟まってきますので詳細まで言えないんですが、
基本線として、
「達人的専門性の徹底追及」と
「新しい旬を追い求め続ける」のと、
どちらを主体にするか、いっそ2つのラインに明確にビジネスを再定義するか・・・むむーっ、悩ましいじゃないかぁ・・・
といろいろ思考し過ぎてオーバーヒート気味の今日この頃です。。。