「ヒーロー」の資格(1)
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特に誰かをひいきして物言いするつもりはないですが、まあ、よく「2場所」も決断したと思います。
「格式」とか「風格」みたいなものを重んじる割に、どうも余計な気遣いばかりで大きな決断はこれまでなかったというか、最後は「謝罪」という行為のもとに「よしよし、しょうがないね」という感じだったので、赤城さんの件じゃあないですが、「やっと決断したか・・・」という心証を持っています。
朝青龍に限らず横綱というのは角界においては「英雄」です。ヒーローであるならば、技術や能力は当然高いとして、さらに人間性においても、周囲から尊敬される人であって欲しいと思いますが、今回、あまりにお互いが甘えすぎていたと思います。
(ちょっとこじつけ・・・^^;)
我々の仕事にも当てはまるものがあるなあと思います。
ばっちり約束通りに売上をもたらすトップセールス。
完璧に納期と品質を守る有能なPM。
芸術的にモノを作り上げるスーパーエンジニア。
どれもその道を目指す人からすれば憧れの存在であると思いますが、それはあくまでその「実績」に加えて、その人が普段醸し出す「人柄」「人格」に周囲がヒーローたる所以を感じるからだと思います。
「寡黙な商売」だからこそ「結果は土俵で」じゃなくて、「普段の行い」においても「普通の人が納得できるような」人格の持ち主であって欲しいと思います。
そうでなければ、彼ですらまだ「若干」26歳であるというのに、さらに若い子供達や青年が角界でヒーローに成ることを目指し、その背中を追って来るような流れには、決してならないのではないかと、私見ですがぼんやり思いをはせていた、体調の優れない本日の印象深い1事象でした・・・
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