3年先を見よう
12月決算の弊社では早速に来年度のビジネスプランを作り始めようとしています。
3ヵ年計画の焼き直しです。
ビジネスプランもそうですが、個々人のキャリアプランも同様だと思います。
今やっていることが終わったら、次に何をしよう。
来年は何したい?何してるだろう??
再来年は?将来的にどんなキャリアでありたいのか??
いつでも誰の場合でも正しいとまでは思いませんが、基本的には後輩に、常に「3年先の自分」をみつめるようにと言い聞かせてきました。
1年後の自分、2年後、3年後の自分がどうありたいかを整理させるのです。5年は長いですから3年先で充分です。
もちろん必要に応じてアドバイスもします。
3年後のキャリア像に現在の仕事内容がキャリアパスとして重ならないときがあります。
ビジネスですからたまにはありえます。
でも、ずっと重ならないのではその人はモチベーションが維持できません。
今やっているプロジェクトに2年後(3ヵ年目)もアサインされている人の割合も少ないと思います。
だから、自分のキャリアプランを常に3年分整理し、定期的に更新・修正していきます。
ずれていたらどう軌道修正するか。自分なりの考えを整理します。
そして上司あるいは会社と協議して、どう調整・補正していくかを話し合います。
直近の仕事内容だけを引き合いに出すと、会社としては、3ヵ年のビジネスプランに基づきその年度における各顧客へのターゲティングやプロジェクト活動をしていますから、直近のプロジェクト群だけから調整しようとすると、箪笥の引き出しを閉めるがごとく、結局全体では必ず歪が発生してしまい、難しい顔されることが多いでしょう。
もちろん体を壊すくらいに我慢して働けとも言ってませんし、自分がやりたい仕事と違っても文句を言うなとも決して言ってません。
その今の会社に就職したときに、自分が思い描いていた仕事の内容や自分のキャリアアップしていく様のイメージ、それが現実とは大きく異なっていたら、ショックなのは当たり前です。
ですから、積極的に先輩・上司や会社に相談するのは良いことだと思いますし、臆せずやって欲しいと思います。
ですが1つ、
就職するということは会社の説明に当人が納得し決断してのこと。
会社が全くの虚偽を説明していない限り、「いくらかは」当人にも責任はあるわけで。
だから少しでも今後を良くしていくために、
現在の士気をより高くしていくために、
3年後は自分はこうありたい。だから2年後にこうありたい。
だとすると1年後はこうありたい。だから今はこんなことがしたい。
でもそれと現実はずれている。それをこれから近い将来少しずつ自分の理想にうまく近づけていきたい。理解し、協力・支援してほしい。
このようなアプローチでいきましょう。
これをもってしても聞く耳を持たない上司・会社は、・・・さすがにそれは愚かだと思います。
ですが、そうでなければ、きっと、耳を貸してくれると思います。
私自身も、自分が考える3ヵ年計画(もちろん会社としての3カ年計画に基づいて作成したもの)に基づいて、各クライアントへのセールスプランや各プロジェクトの運営プランを考え、そこに自分なりに最適と思われる配置をしているつもりです。
配置前には事前にアサインメントの合意形成をするための話し合いを必ずやるようにしています。よほどのことがない限り無理やりにアサインメントをお願いすることはしません(そうしているつもりです)。希望されない限り(少なくとも私は)囲い込みもしません。
自分が会社経営しているわけでなく、つまり極論他人が経営する会社に帰属する以上は、このようなアプローチで主張してほしいと思います。
そして、逆の立場にいる人も、このようなアプローチで相談に来る人を決して足蹴にせず、親身に相談を聞き、双方で最適と思われる調整に、きちんと取り組んで欲しいと思います。