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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

Never say “ I/We do not know” ~ 知らないと言うな

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新入社員の頃、「知らないと言うな」と先輩から厳しく教わりました。
安い若手といっても新米コンサルタント=1分100円くらい。みんなから注目されているんだよと。

Yoheiさんのエントリ、共感いたします(yoheiさんのエントリって面白いですよね~)。

同時に、教わったこと、追加で思いだすこともありますね。

あっという間に先輩になる」ぞと。
Brand-New(新人)は1年目だけ。来年は2年生。来年の新人の先輩になっちゃう。
そんなとき、今年教えてもらったことをちゃんと教えられるか?そんなこと常日頃考えて仕事してる??と。

・・・ちょっと脱線・・・
地元で、或る役所に勤めていた友人の昔話です。

新人最初の仕事は食券配り。
つまり昼食時に社員食堂で食券を売る係りです。
午前中は前日印刷しておいた食券のプリントアウトを丁寧にじょきじょき切り離していきます。そして11時ちょっと前に食堂入りし、14時まで来る人来る人に食券を販売していきます。
14時に食堂が閉まり、自身も食事を済ませ、15時前に席に戻ると、明日の献立が通達されているのだそうです。
それをみて、指示された枚数、PCで食券を作成し、プリンターでジジ、ジ・・・16時頃に印刷が終わります。
ここでお茶をずずーっ。
新聞や雑誌に目を通して最近のNEWSをキャッチアップ。
机の上にはきれいに整頓された明日の食券(のプリント)。
じょきじょきしてしまいたいが、やると明日の午前中がヒマになってしまうので我慢我慢。
「よーし、明日も頑張るぞーっ」
17時、キンコンカンコン♪きっかりに彼は退社します。
ちなみに彼の悩みは30分で帰宅できるので、夕食をとり風呂に入っても「まだ野球(ナイター)中継が始まらないんだよー」だそうです。
嫌味かオイっ!!
そして3年後、彼はなんと「食券係り」だけで主任に昇進してしまいました。
係長に呼ばれ、彼は言われました。
「主任!この新人に仕事を教えてあげてくれたまえ」
「・・・?何を教えるのでしょうか」
「何言ってるんだ。君がこれまでやってきた仕事だよ」
・・・そして、彼は新人に「食券配り」の仕事を丁寧に教えたのでした。
1年後、彼は同窓会等、再会できる場にまったく来なくなり、その後のことはわかりません。
でも、きっと、もう食券は扱ってないと思います。
立派な先輩・上司になれてたらいいのですが・・・
#&$%!*+¥?????

さてさて、本論に戻しまして・・・

言い訳するな」「持論の理屈を展開するな」
■(私は)プロジェクトに来たばかりなので
■(私は)新人ですから
■今回が初めての担当業種/サービスなもので・・・
■(私の)担当範囲外ですから
■だから何?
■… そうなんですか?
■知らないことくらいありますよ!
■そんな仕事、つまんないっス …
■… 帰っていいスか

・・・実際、言う人がほんとにいたりして・・・とにかく、私は先輩・上司に恵まれていたのか、このあたり、徹底的に教育を受け(別に従順というわけじゃなくて)、このときに学んだ作法は今では板について、ほんとに役に立っている気がします。

実際、後進にも厳しく教え伝えてもきました。

「知らない」と言うのって、確かに勇気のいることだと思います。

少なくとも、気軽に言っちゃいけません。
ごまかしは悪いことでもあるけれど・・・

(続く?)

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