コンサルティングファームはいつまで存在すべきなのか
最近、コンサルティングファームの存在意義を熟考し始めました。
【4つの主要な問い】
- 我々はいつまでコンサルティングサービスを提供すべきなのか。
- どんなサービスをいつからいつまで提供すべきなのか。
- いつまで我々はコンサルティングファームを名乗るべきなのか。
- コンサルティングサービスを廃業する頃に我々は何をビジネスとするのか。
当然、難しい問題と認識しています。
【コンサルティングファームが買われる3つの理由】
- 高度なスキルの調達
- 人手不足の補完
- 有識者の経験伝授
なんとなく、マクロ的な分析はささーっとみえてきますが、ユーザ企業がコンサルティングファームに(コンサルティング)サービスを依頼する行為が完全消滅するとも思えません。
とすれば、コンサルティングサービス単位、ファーム単位、に、いずれは淘汰していくということなのでしょうか・・・??
名前は出しませんがかつて名声のあるファームも不正や買収等でその名前から姿を消した企業がいくつもあります(改名は別と思います)。
コンサルティングかどうかは別として、ビジネスコンテンツには賞味期限みたいなものがあると思います。
それを読み間違えると企業として存続できなくなります。
既に大手コンサルティングファームのいくつかは単にSIをセットにした「ワンストップITサービス」型から一歩進化し、BPOのようなビジネスアウトソーシングを始めていますし、中堅少数派のファームのいくつかも、経営代行(COO/CIO派遣みたいなイメージ)やM&Aファンディングに着手しているところもあります。
「ITだけにフォーカスした戦略企画は成功しない。ITを成功に向けた手段としたビジネスの戦略企画を推し進めることが正しいマネジメントの志向である」
このような理論を整理していくと、コンサルティング(サービス単位で考えています)をいつまでやるのだろうか・・・となんだか不思議な気持ちになりながら、不覚にも風邪をひいて病床に伏しているのと、間もなく3歳の息子が私が弱っているのをいいことに、「フライングボディプレス」で攻めてくるのでした・・・(痛っ!)