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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

9月22日 血肉~3年かかる(#487)

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経営理念は、血肉化されなければ意味がないので、紙に書くだけでなく、あらゆる機会に繰り返さなければならない、と松下幸之助さんは言います。

いろいろな人が同じことを言っています。

福島正伸先生も同じことを言いますし、その薫陶を受けた私の知人の社長も同じことを実践していました。

私が以前努めていた会社の社長もそうでした。私は、たまたま社長直轄の部門(エリート部門ではありません)にいたことがあり、松下さんがおっしゃることと同じことを、それこそ繰り返し聞かされました。

最低3年はかかるのだそうです。それも分かる人がちらほら出てくるまでに、だそうです。そういう人がちらほら出てきて、同じように現場で繰り返してくれて、ようやく浸透が始まるのだそうです。

3年と言えば、前にも書きましたが、伸びる会社は4年目から、つまり丸3年やってから伸びるという傾向があります。これもがむしゃらにやって信用がつくまでにそれだけかかるということなのでしょう。

別の見方をすると、本気だと周りが認めるには3年以上続けたという実績が必要なのでしょう。

経営理念がどんなに立派でも、毎年変えていたのでは、従業員は何を信じていいのか分かりません。繰り返さないと浸透しないのは、従業員側の理解力がないのではなく、実は従業員が経営者を試しているのかもしれません。

今日の一言)本気だと周りが認めるには、同じことを継続しているという実績が必要。

本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。

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