9月14日 苦を使う~すべてがお得意様(#479)
戦前は創業社長だった自分の言うことはよく聞かれたが、戦後の民主化に伴い、労働組合から過激な要求をされたこともあった。人を使うのは苦を使うことだと嘆いた時期もあったが、ある考え方をするようになってからは、苦労でなくなった――松下幸之助さんはこのように言っていますが、「ある考え方」とは?
それは、従業員もお得意先の一つである、という考えです。
お得意先のいうことなら、多少無理でも聞かねばならない。それどころかむしろありがたいと思うぐらいでないといけない。
昨日、うちの夫婦は昔は仲が悪かったが、今ではかなり仲のいいほうだということを書きました。いったい何があったのか?という質問もいただきました。
具体的なエピソードは差し控えさせてください。考え方としては、この松下さんの考え方とよく似ています。
無理を言われるということはないのですが、男女のことですから、行き違いは多くあります。また、お互い自分ばかりがやっていて相手はやってくれない(ほとんどの場合勘違いです)ということも出てきます。
で、相手の言うことは理不尽だということになり、喧嘩になる。
それをできるだけ「ああ、こんなことを言ってくれるのは広い世の中にもほとんどいない。ありがたい」と思うようにしたら、今のような関係になったということです。
正直にいえば、今でも先に書いたような流れで喧嘩になることはあります。それでも、以前よりは修正が早くなり、大事に至ることはほとんどなくなりました。
今日の一言)周囲のすべてがお得意様だと思い、無理もありがたいと思えるようになれば、人間関係で失敗することはない。
まあ、世の中の人すべてにこんなことができているかといえば、そんなことはありません。うまくいくと分かっていてもできないことは多々あります・・・。
プロは「たったひとつ」に全てのエネルギーを集中して名刺交換をしています。
過去100人以上の参加者がいましたが、実践的名刺交換の10項目すべてができていた人は、一人もいませんでした。半分ぐらいできている人は多かったのですが・・・。みんな難しくないことだけど、意味が分かっていなかったのですね。
▼新・成約率が10倍になる名刺交換セミナー
http://www.itbt.biz/333eigyo/event/MeishiKokan.html
あなたの営業のやり方と成果が大きく変わってしまうかもしれません。
--
本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
--