9月11日 反省を重ねる~やっぱり!(#476)
昨日、素直になるというのは仏教の悟りのようなものだと書きましたが、松下幸之助さんも、経営のコツをつかむのは悟りに近いと言っています。
毎日一生懸命に仕事をしながら、これは成功だった、これは成功だったが完全ではなかった、というように反省を重ねていくうちに、無意識に反省できるようになる。それを繰り返していると、ある日経営のコツがわかってきた、というようなことになるのだそうです。
これは、まったく言われている通りで、私の拙く貧弱な経験からでも理解できます。なんとなくコツらしきものがつかめてくるまでに1年かかり、その中で3年間続けられたものについては、ほぼできるようになったと言っても構わないようです。
起業している知人の多くが、4年目(つまり3年やって)から大きく変わったという述懐をしています。これは上で書いたことと大きく関係しているのではないでしょうか。
会社員の仕事でもそうです。私は知識なしでIT企業に就職し、コンピュータがなんとなく分かるまで3年かかりましたが、それ以降はコンピュータ技術に関して苦労することはあっても、困ることはなくなりました。
我はこのようにして得られたコツをノウハウと呼んでいます。この定義からすれば、世の中にノウハウ本というものがありますが、それらが役に立たない理由は自ずから明らかだと思います。
今日の一言)経営のコツは、本からは学べない。
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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
8月ももう終わりですね。残り3分の1、がんばってやり遂げます。
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