8月29日 危険~社長が最大のリスク(#463)
松下幸之助さんは歴史の話が好きで、特に経営者を戦国武将にたとえるのが好きなようです。
今回は、織田・徳川連合軍に長篠の戦いで敗れた武田勝頼を例に出していました。
武田勝頼自体は、勇猛果敢で事業家でもあったと褒めていますが、逆にもっと平凡な武将なら滅ばずに済んだだろうというのです。
会社を大きくしたいと願う社長や番頭は多いのだが、実は彼らがネックになって発展できないケースが多い。場合によってはつぶれる。
労働組合が多少無理を言ってきても、給料を2倍、3倍にしろという話でもないので、それで会社がつぶれるようなことはないが、社長や番頭の間違った決断一つで、百億円ぐらいは簡単に損してしまうのが会社というものなのだ、と。
5000社以上の中小企業をコンサルしてきた一倉定氏も、「いい会社とか悪い会社とかはない。あるのは、いい社長と悪い社長である」と言っています。
私は、ある会社と取引をする際に事前調査をしてから行けとセミナーなどで言います。
もちろん事前に調べていかないことが失礼にあたるからですが、それだけではありません。
みなさん、主力商品だとか、財務状況だとかそのようなところはチェックしていくのですが、社長の挨拶を読んでからいく人は少ない。
しかし、会社が実は社長次第ということならば、真っ先に読むのは社長の言葉であるべきなのです。
どんな大企業でも社長選びを間違えると、その後必ずピンチになっています。例外はほとんどありません。
もちろん社長選びに成功して発展している会社もたくさんあります。
そういう意味で、社長がプラスの意味でもマイナスの意味でも最大のリスクだということをもっと心に止めてもいいのではと思うのです。
今日の一言)会社は社長を見れば分かる。
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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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