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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

8月14日 銀行~これは本当の知恵だ(#448)

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銀行がたやすく金を貸してくれる場合は、たいていの人が危険に臨む。銀行がしぶってしぶって貸しているとうまくいく。(中略)正直に要るだけの金を借りに行って、八〇パーセント貸してくれるという状態が続いたら、その人はいちばん安全である。(『松下幸之助 成功の金言365』)

これは『仕事の夢 暮らしの夢』という本に書かれていることだそうです。この本は、昭和35(1960)年に初版が出ており、昭和61(1986)年に文庫版が出ています。

バブルがはじけてから、このようなことを言う人はたくさんいたと思います。しかし、その30年以上も前にそのようなことをいっていた人がいたとは! 驚きました。

しかも、バブル直前のときに文庫版が出ていることになります。もっと多くの人がこの本を読んでいれば・・・、と思わざるを得ません。

ただ、バブル当時を今でも覚えていますが、20代のサラリーマンが平気で株を何百万円も買っていた時代でした。私も、綿の先物取引のセールスがきたときにこれは儲かりそうだと思い、手を出したことがあります。1回目の追証を求められたときに断固として辞めたので、30万円ほどの損失で済みましたが、続けていたら大変なことになっていたと思います。

時代の波に乗ろうと私も必死だったのでしょう。なにしろ、儲け話があるのに乗らないやつはバカだと言われるような時代でしたから。

あのような時代の渦中では、いくら松下さんが引用したような正論を言っても、誰も耳を貸さなかったのではないかと思います。

私もバブルを経験してきたので、引用個所を読んで無条件にうなずくことができます。しかし、バブルを知らない世代は、好景気が来たときに同じ罠にたぶんはまることでしょう。歴史は繰り返すというやつです。事実、松下さんの警告はなんのインパクトも世の中にもたらさなかったわけですし。

今日の一言)銀行は貸し渋るぐらいがちょうどよい。貸し渋りでつぶれる会社は、遅かれ早かれつぶれるのだ。 

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あと7席となりました(8/13 7:30現在)。お急ぎください!

次回からはテーマが替わります!本テーマでは、しばらく開催予定がありません。

              ―――

私・森川は、売れない営業マン時代、顧客リストがありませんでした。

なので、一番知りたかったことは、

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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。

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