8月12日 借りた金~こんな状況でも借金はできる!(#446)
借りた金で利潤を出して、利子をつけて返し続ける。そうすれば、銀行は貸さざるを得なくなる(よい貸し先を常に探しているから)――と、松下幸之助さんは言います。
あたりまえのことが多い松下さんの話ですが、これはもうあたりまえ中のあたりまえで、聞いて目からウロコでしたと感激する人はいないでしょう。
それよりも返し続けられないから困っているんだ、そこの秘訣を教えてくれという社長がほとんどだと思います。
仮にそんな質問をしたとしても、松下さんはニベもなくこう答えるでしょう。「そうせなあかんと決めるんですわ」・・・
ここに松下幸之助という昭和の偉人の強さがあるのだと思います。
とはいえ、われわれ凡人にはあまり参考にもなりませんので、私がある税理士に取材した、こんな人でも借りられるという実話をお話ししましょう。
税理士上田美樹さん(仮名)の顧問先である高木工務店(仮名)は、一度倒産し、今は奥さんを代表取締役にして以前とは別名義で登記しています。実質の社長はご主人です(以下、ご主人を高木社長と呼びます)。
高木社長は腕はいいのですが、きっぷが良すぎる。ろくに原価計算もせず客の言い値で仕事をし、また社員をはじめとする関係者にも大盤振る舞い。当然ながら赤字続きで、生活費はカードローンに頼る始末。
ある年の年末に、高木社長から上田さんに、このままじゃカードローンが返せなくて、自己破産しないといけないという切羽詰まった電話が・・・。
しかたなく、このときは高木社長の大学の先輩(高木社長を上田さんに紹介した人です)に当面の資金を借りて乗り切りましたが、すぐにでも銀行から資金を調達しないと、再倒産は必至の状況です。
しかし、登記は変えているとはいえ、過去に倒産した事実を銀行は当然知っています。財務状況も赤字です。
こんな会社に銀行がお金を貸すでしょうか?バブルの頃ならいざ知らず・・・。相談された上田さんは、頭を抱えました。
最近は少し違うようですが、当時は銀行に借金の申し込みをすると、銀行が信用保証協会に審査を依頼して、お金を貸すかどうかを決定するという流れが普通でした。ただし、全部の審査を依頼するのではなく、銀行だけで門前払いするケースも多い。高木工務店の場合は間違いなく門前払いされるパターンでした。
上田さんは、あるセミナーで知り合った資金繰りのプロに相談します。すると、先に信用保証協会に事業計画書を出してお墨付きをもらってから銀行に借りにいく手がある。確率は低いが、ゼロではないということでした。
高木社長が事業計画書を書く?上田さんには想像もできないことでしたが、とにかく一緒になってやろうと決めました。
必死の甲斐あってそれなりの事業計画書ができました。しかし、予定通りに注文を取れないと絵に描いた餅。
ここで高木社長はがんばりました。今までは紹介でしか仕事をしたことがないのに、休眠客に電話を掛けまくって、なんとか数千万円の注文をかき集めることに成功。
信用保証協会もここまで努力するのならとお墨付きをくれ、銀行から無事にお金を借りることができたのでした。
今日の一言)どんな状況からでも信用はつくることができる。
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あと7席となりました(8/12 9:30現在)。お急ぎください!
次回からはテーマが替わります!本テーマでは、しばらく開催予定がありません。
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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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