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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

2月5日 評定~人の役に立つことはやはり価値があるし、正しく評価されることでやりたいことに変わる(#258)

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自問自答)今までの自分の働き方・生き方の"正しさ"はプラスになっているか、もしやマイナスではないか......。

自分が非常にすぐれていて成果を上げていることをX点と評価し、失敗していることをY点と評価して、

  X-Y>0

でないといけないと松下幸之助さんは言っています。

私は、これと根っこでは同じだと思うのだけど、ちょっと違うことを思い出しました。

思い出したと言っても昨日のこと。

新宿にある某IT企業から新人研修の引き合いをいただいたのでした。

昨年3日間で『オブジェクト指向入門』という研修をやったのです。

当初は、現場での開発経験豊富な人にお願いしようと思いました。

ところが、誰かに頼むにしても研修内容を明確にしないといけないと思って、他社の研修や書籍などを調べているうちに、現場よりの人は体系化ができていないし、逆に体系化されている教科書は現場のにおいがしないということが分かってきました。

これは橋渡しが必要だと思い、自ら引き受けることにして、100ページ以上もある分厚いテキストを自作したところ、高い評価をいただいたというわけです。

そういう経緯で、今年はさらにシステム開発の基礎も教えてほしいという引き合いをいただきました。

事前に伺っていた内容では、一部ちょっと荷が重いと感じた内容があったので、そこはお断りするつもりで伺いました。

しかし、相手は正当に評価してくださっていて、荷が重いと感じた部分については、最初からそのつもりはなかったとのこと。

私は、得意分野をきちっと見てくださっているのだなあと感謝の気持ちになりました。肩の荷がすっかり降りて、やる気も湧いてきました。

というのは、私自身<らしさ>軸をベースに、自らのモチベーションをt高める研修に特化しようと考えていた矢先だったので、ありがたい話だけど、正直引き受けるかどうか迷いがあったのです。

しかしながら、我ながら価値の高いものを提供した結果、真っ当に評価されたとなると、がぜんやる気が湧いてきました。

そのうえ、どうしても社内で研修したい会社向けに教材を売るなどのアイデアも湧いてきて、売れるかどうかは別としても、なんとなくワクワクしてきました。

やはりベストは尽くすものです。

今日の一言)ベストを尽くせば価値が認められ、新たなやる気が湧いてくる。

本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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