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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

1月4日 運命に優遇される人(#226)

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自問自答)眼前の仕事に対して、前向きな"ひらかれた心"で取り組むことができているだろうか。

松下幸之助さんは、このようにおっしゃいます。

一つのことでも、こんな仕事はという、とざされた考え方もあれば、こんな仕事をすることができると考える、ひらかれた心もある。

(『松下幸之助 成功の金言365』)

そして、とざされた考えの人は「運命につぶされ」、ひらかれた心の人は「運命に優遇される」とも言っておられます。

松下さんの運命に対する考え方は、1月1日に書いたように宇宙の摂理に従うということであり、1月2日に書いたように人間の意志でどうにかなるのは10%というものです。

つまり、宇宙の摂理に従っていれば運は開けてくるというのが松下さんの運命論だと思うのですが、そのためには、宇宙の声が聞こえるような素直な目・耳・心が必要なようです(その証拠に、松下さんは「素直な心」をとても大切に考えていました)。

ひらかれた心を持っていれば、どんな仕事からも宇宙の声が聞こえてきて、正しい道筋に進むことができる。ゆえに運命に優遇される――こういう理屈なんだと思います。

この理屈、私のここ数年の経験から見ても、正しいようです。

くだらない仕事とかやりたくない仕事をしているとか思っているときは、やはり成果が出ません。

同じ仕事でも、こういう風に考えるとやりたく、また楽しい仕事になるのでは、と考え始めると、成果が出て、新たな注文をもらえるようになります。

ただ、そうはわかっていても、毎日毎日"ひらかれた心"で仕事をするのは難しい。昨年までは、ほとんどできていなかったように思います。

私は今年になってから、朝ワクワクしながら起きられる習慣を作ることに成功しましたが、こうでもしないと毎日"ひらかれた心"で仕事をするのは難しいかもしれません。

今日の一言)前向きの"ひらかれた心"で仕事をすれば、運命に優遇されると分かっていても難しい。ワクワクしながら朝起きる習慣を持てば可能となる。

本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。

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