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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

1月11日 仕事が好きである~これが私には一番むずかしい(#233)

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自問自答)困ったときにあきらめずいま一度"思い直す"ことができていたか、できているか。

今回の松下幸之助さんの話をまとめると、おおむね下のようになります。

部下がなかなか思うように働いてくれない。「困ったなあ」「わずらわしいなあ」などと思う。

そこで、思い直して、あの人たちを育てようとか協力してもらおうとか思い直すことが必要だが、それができるには仕事が好きかどうかにかかっている、と。

私は、この「思い直し」が本当にできないリーダーでした。仕事が嫌いだったからです。なので、松下さんの次の言葉は胸に突き刺さりました。

嫌いな人は、だんだんその苦しさがつのってきて、頭が痛くなってくる。そして、"もう自分はこの仕事から逃げたいなあ"ということになってくるわけです。

松下幸之助 成功の金言365

まったくこの通りです。頭が痛くなるだけならいいけれど、体も動かなくなる。結果として仕事をサボりがちになる。

そうなると、どんどん自分が嫌いになってきて、私は神経症になりました。中には鬱病になる人もいるでしょう。

そして、独立・起業した今でも、この「仕事が嫌いという病」に苛まれています。

本当は仕事が嫌いなわけではありません。仕事をしているときは、我ながら活き活きしています。けれども、びっしり詰まったスケジュール表やToDoリストを見ていると、なんだか絶望的な気持ちになる。こればかりは治りません。

そんなときに私を支えてくれるのが人。最近、自分が主宰するコミュニティでSNSを始めたのですが、そのコメントのやり取りだけでも、やる気を取り戻すことができます。

仕事を好きになると言うのも一つの解決法でしょう。ただ、私は好きになれる人を見つけるほうがもっと効果的だと思います。互いに支えあえる環境をつくることで、ようやく「思い直し」ができて、やる気を維持することができます。

今日の一言)仕事がたまっていると憂鬱になる人は、好きな人たちと支えあえる場を作ろう。

 

本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。

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