必要なときに必要な言葉が目に入ってくるものなのだなあ(#168)
失敗したってたいした罰なんてありゃしねえ。(『黄金のラフ 25』より)
●解説
私は今週の月曜日ぐらいに少し自分を見失いかけておりました。
こういうときは、あまりしゃかりきになって考えてドツボにはまるより、横になってしまったほうがいい(かように考える心のゆとりができたのは、私にとっては成長のように思います)。そして、実際にそうなのです。
横になって、ふと右側にある本箱を見ると、
大切なことは...
という文言が目に飛び込んできました。
おお、答えがここにある!という啓示を受けた気がしました。
手にとってパッと開いたら、ちょうどそのページが開いたので、背中に電流が走りました。
●一番大事なこと
「なんだおめえ、プレッシャーに弱えのかい。」
「だって~~~じいちゃんが~~~」
「いいかい、ムーベス。ゴルフだって、音楽だって、みんな同じだ。
失敗したってたいした罰なんてありゃしねえ。だけど成功すりゃ最高に気分がいいし、うまくすりゃ誰かがキャンディーだってくれるかもだぜ!
世の中はな、楽しむことが一番なんだよ。一緒に楽しもうぜ孫坊主!」(前掲書より)
『黄金のラフ』というのはゴルフマンガです。主人公は、完全無欠の帝王と言われるキング・ムーベス(なぜか故JBにそっくり)と最終日に同じ組で回ることになりました。
作者のなかいま強さんは、丁寧に人間を描くタイプの作家で、脇役にもきちっとスポットを当てます。1回分を使ってムーベスの人となりを描いています。
ムーベスは、ゴルフ界の帝王ですが、やはり人並みにプレッシャーを感じます。試合前にはトイレに引きこもって震えながら、死んだじいちゃんの形見のトランペットのマウスピースをみつめて、"May I enjoy today's game?"とつぶやきます。
そのときに、在りし日のじいちゃんとのやりとりを回想して、元気を取り戻します。引用したのは、この回想シーンのセリフです。
●一緒に楽しめる仲間がいれば
これを読んで、私が思ったのは、世の中いろいろあるけれど、一緒に楽しめる仲間がいるのなら、それで十分ではないかということでした。
悩んだら、横になって、メッセージがどこからかやってくるのを待つのが、正解です。
なお、ムーベス少年のプレッシャーは、罰を受ける云々よりも、じいちゃんにいいところを見せようとして感じたものではないかと思います。
いいところを見せようとして失敗する人は枚挙にいとまがありません。楽しみましょう!
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