世の中には火をつけるのがうまい人とそうでない人がいるが、火がつけられない人はあまりいない(#161)
火をつけるまでが大変。一度つけば消えないように守るだけ。
●解説
私は、キャンプが好きで、毎年行くようになってからは、もう16年になります。
最初はタープやテントを張ったりするのに夫婦二人がかりで何十分もかかりましたが、今では一人でも20分もあれば両方張れます。
しかしながら、火起こしはいまでも苦手で、けっこう時間がかかります。団体で出かけたときなど、炭に火がつくまでのあいだは、気まずく、恥ずかしいものです。
名人は、マッチと割り箸の袋と割り箸ぐらいがあれば、火を起こせると聞くと、ため息が出そうです。
とはいえ、一回も火起こしに失敗したことはありません。自分で苦手なのが分かっているので、少し早めに用意を始めます。そのおかげで、真っ暗になっても夕食にありつけなかったなどということもありません。
これはビジネスも一緒です。
天才的に事業を立ち上げるのが早い人がいます。こういう天才と自分を比べてもしかたありません。
また、たとえば灯油をかけて火をつければ簡単に火は着きます。これは、ビジネスにたとえれば、最初から大きな資金を持っているのと同じで、それでビジネスに成功しても達成感は少ないですし、失敗でもしたらそれこそ目も当てられません。
天才ではない我々は、3年ぐらい立ち上げにかかるのを覚悟しましょう。逆に、努力も勉強もして、3年で立ち上がらない人も少ないのです。
一度、火さえ着けば、あとは火が枯れないように炭を補給していくだけです。事業を拡げたければ、別のコンロを用意して、そこで同じように火起こしをすればいい。
●裏解説
最近、顧客コミュニティを立ち上げようと、クライアントやコミュニティの仲間に言うのですが、着手する人は少ない。その人たちのために、今回は書いています。
ビジネスもコミュニティ作りも一緒です。最初はなかなか立ち上がらないけれど、一生懸命やって立ち上げられない人もあまりいません。
2日半で、車で行徳と愛媛を往復。体力的にはたいへんでしたが、良いリフレッシュになりました!
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