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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

最後は『菜根譚』に行き着くと言われるが、その道は遠い(#137)

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天でさえ私の生き方をどうすることができようか。(『菜根譚』91)

●解説

最近、また『菜根譚』がブームのようです。解説本が本屋で平積みになっていました。

冒頭の言葉が載っている一節は、抄訳するとこんな感じです。

 天が私に貧困を与えるなら、私は人に手厚く恩恵を施すことでそれに答えよう。天が私に向かって肉体的なきつさを与えるなら、私は労苦を労苦と思わない心を養おう。天が私に苦難を与えるなら、私はわが道を曲げないで天に通じさせよう。
 だから、天でさえ私の生き方をどうすることができようか(どうすることもできない)。

このような、心の持ちようだという考え方は、極めて東洋的(もっと言えば「禅」的)ですが、すごく新鮮に感じるのはなぜでしょう。

日本人のDNAは、かなり壊滅的な打撃を受けているのかもしれません(アメリカの元ヒッピー――今ITの先端――の人たちに「禅」を教わっているようでは・・・)。

●裏解説

『菜根譚』は、明末の洪自誠の著した、儒教・仏教・道教が渾然一体となった思想書です。東洋思想の結晶のような本です。なお、洪自誠については、残念ながら詳しいことは分かっていません。

この『菜根譚』は、日本のトップの経営者の必読書の一つと言われており、何回もブームになっているようです。多くの経営者が、最後はこれと言っています。

書いてあることは、だいたい上のような調子で、苦労が足りない人にはありきたりな感じがすると思います。

私も以前はあたりまえすぎてつまらないと思っていたのですが、最近ようやくちょっとだけ実感を持って読めるようになりました。

自分の苦労や成長を測るリトマス試験紙のような本です。

しかし、考えてみたら、どうしてこんなあたりまえのことに至るのに、こんなに時間がかかるのでしょうか?

街場のメディア論』(内田樹)が、その理解に役に立つかもしれません。

この十数年の間(特に小泉構造改革以降)、メディアがいかにWin-Loseの価値観(内田さんの表現ではありません)に加担してきたか、なんでマジメな人ほどモンスターと呼ばれるようなクレーマーになるのかについて、目からウロコの解説をしています。

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