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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

本当によく頑張ってこられました(一日一言 #100)

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Kさま

森川です。

いつもありがとうございます。

Kさんを励まそうと思ってはじめた今日の一言ですが、気がつけば100回目になっていました。

3月末に「どうしてもすぐに売上が出る方法を教えて欲しい」というKさんの要望に応えて、吉見さんが貴社にお伺いしました。

そのときに「あと2週間売上がないと、かなり厳しいことになる」とKさんが言っていた、と聞きました。

正直、半分無理じゃないかと思いました。

吉見さんはまだしも、私にできることはないと思いました。

ふと福島正伸先生が、ある元気のない経営者の部下の方から頼まれて、毎日葉書を送っていたら、その経営者が元気になって業績も上がったというエピソードを思い出しました。

私自身効果については半信半疑だったのですが、何でもいい、できることをやろうと、はじめてみました。

なので、はじめてから数日で、OB客周りをはじめたら注文があったとの報告をいただいたとき、嬉しかったとともに驚いてしまいました。

その数日後にいただいたメールで分かったのが、この「今日の一言」メールがKさんに勇気を与えていたということでした。

勇気ややる気のようなものが本当に成果に結びつくんだと、こちらが勉強させてもらいました。

ありがとうございます。

 

3月末の時点では、大きな問題が二つあったように思います。

一つは売上が上がらないこと。もう一つは、それと強く関連していたのでしょうが、人が定着しないこと。

3月末に吉見さんが臨時訪問する条件として、社員の本音を聞いて欲しいとお願いしました。

その内容を見て、Kさんが強いショックを受けておられたのを覚えています。

当時は言えなかったことですが、あの頃のKさんは、責任感の強さの裏返しとして独善的になっていたように思います。

ただ、そんなことをストレートに諫言しても、聞き入れてもらえない雰囲気もありました。

なので、今日の一言で少しずつお伝えしていきました。

あれから、3ヵ月。Kさんは本当に変わられたと思います。

職場も和気藹々としてきたように感じられます。

優秀な営業マンが、それに引寄せられるようにして入社してきました。本当に引寄せられたんだと思います。

 

まだまだ売上は足りないのでしょうが、人が定着する職場は作れたのではないでしょうか?

人が集まるようになれば、売上の問題は自然と解決していくように思えます。

本当によく頑張ってこられました。これからが楽しみですね。

 

私自身は、福島先生の「コンサルタントの仕事は、クライアントを助けることではなく、やる気を出させることだ」という言葉に対して半信半疑だったのですが、確信が持てるようになりました。

Kさんとのご縁に感謝しております。

これからもよろしくお願いいたします。

 

なんじゃこれ?と思われた方へ:

一日一言の100回目の記念として、これをはじめたいきさつと、その後どうなったかについて、クライアントへの手紙という形式で表現しました(クライアントの方には、本当の手紙となりますが)。

なお、今日の一言を下記します。

仕事の本質とは、顧客をやる気にさせること。そのためには、まず自分がやる気になること。

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