知っていても意識して取り入れていないことは、知らないことより劣る~『7つの習慣』【最終回】(#129)
我々のすべての探求の最後は、初めにいた場所に戻ることであり、その場所を初めて知ることである。(T・S・エリオット)
●解説
『7つの習慣』の最終章「再びインサイド・アウトへ」を読みました。
冒頭の言葉は最後の一文です。
プチ感動しました。まさにその通りだと思ったので。
釣りはフナに始まり、フナに終わるといいます。他の世界でも似たようなことわざがあったように思います。
自己啓発というのは、そういうものなんでしょうね。
知っていると思っていることから始まり、結局知っているところに戻ってくるのだけど、意識のレベルが変わっているので、実は何も知らなかったことを知る。
●裏解説
『7つの習慣』に書かれているようなことは、どこかで聞いたことのある話ばかりです。
だって、原則に基づこうという話なんですから。
若い頃はけっこう原則に従って生きようと思っていたりします。私はそうでした。
ところが社会でやっていくうちに、なんかうまい方法があるように思えてくる。原則に従ってなんてやってるとバカを見るような気がする。
こうやって、みな原則からどんどん離れて、うまい方法、楽な方法を探し始めます。
こうなると原則がどうこうなんて本は馬鹿らしくて読む気がしません。
「知ってることばかり書いてあるよ。でも、そんな知識は役に立たないんだ」みたいな否定的な態度になる。
『7つの習慣』の日本語版が出た当初の私が、まさしくそうでした。
あれから14年ぐらい経つんですね。
うまい方法、楽な方法を探し続けて、結局見当たらずにジリ貧になった私は、ようやく原則に返る気持ちになり、もう一度『7つの習慣』に出会いました。
今は思います。
知っていても意識して取り入れていないことは、知らないことより劣る、と。
最後に『7つの習慣』を献本いただいた、ITメディアに深く感謝します。
本当に、読んで、ここに書いただけで、何かが大きく変わってきています。
『7つの習慣』の著者スティーブン・R・コヴィーが来日するということで、キャンペーンをしています。
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1008/20/news059.html
ブログで紹介してくれるなら、一冊進呈するということで、先々週の土曜日より『7つの習慣』の読書録を書いてきた次第です。
全11回で書き終えました。ブログのネタ探しという意味では、だいぶ楽にさせてもらったなあ。
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← ある意味『7つの習慣』の実践コミュニティかもしれません。
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